23日京都南座
京の年中行事
當る子歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
二代目中村錦之助襲名披露
京都の南座 劇場正面に飾られているのは『まねき看板』
この『まねき看板』は毎年南座の顔見世興行にあがり冬の風物詩としてTVのニュースでも放送されることが多い。
そしてこの公演の料金が高いのも有名。
ってことで今年も
特別席 26,250円 1等席 24,150円
2等席A 11,550円 2等席B 9,450円
3等席 7,350円 4等席 5,250円
となっていた。
一昨年は、1等席と3等席という形で通しを見たが
今回は、夜の部1等席のみの観劇とした。
上演時間もかなりの長さだ。
今年歌舞伎座も午後4時半から9時半までの長さだが
南座は、休憩が長いものの、午後4時20分から10時5分というありがたいながさ?
もう少し短くして安くしてくれ・・と言ってしまうのは
野暮ってものか。
その後友人と呑み屋にでかけ、徒歩でホテルに帰ればいい。
明日は、昼間に東京に帰り歌舞伎座へゆえ・・と歌舞伎談義他
久々ホテル必要だったか?という状態になっていたが(苦笑)
第一 『梶原平三誉石切』
梶原景時 幸四郎
六郎太夫 錦吾
六郎太夫娘梢 高麗蔵
大庭 我當
俣野 愛之助
という配役だったが、残念ながら六郎太夫と梢の親子が弱く、生締めのカツラで実事て誠実な梶原のはずなのだが・・ほんとにこの人いい人?
策略家だよ。大庭が欲しがっていた刀を、自分が見立てて・・
まあ、結局自分のものにしてしまうわけなのだから・・と
幸四郎というひと・・どうしても正義の見方というよりどこか悪役的な策略家の雰囲気がある。
まあこの役を仁左衛門が演じた時もそう思ったわけだが、今回はことさらに。
ちなみに石切梶原といわれる手水鉢は、吉右衛門型の客席に背をみせるやり方だ。この舞台でどうしても目を引いてしまったのが、梶原の後ろに座る面々。
かなりつらそうなのだが一人凛々しき男。川島役の薪車。行儀がいい。
第ニ 『寿曽我対面』劇中にて襲名口上申し上げ候
曽我五郎時致 信二郎改め錦之助
曽我十郎祐成 菊五郎
工藤左衛門祐経 富十郎
五郎十郎が舞台中央に出てきた時に、狂言半ばですが・・と
富十郎ご挨拶で錦之助襲名口上となる。
ここで挨拶をするのは、他に菊五郎と錦之助。
錦之助襲名の狂言の中で一番華やかで、爽やかさが感じられた。
ただ少々のどのほうはお疲れが出ていたようだが。
この3人がいい分後ろの花魁がちょっと地味?とも感じられたが
喜瀬川役の梅枝が、やはり若いからであろうか、華があった。
今回いろいろな狂言が続くため、普段は、近江・八幡が正面に立ち、
奥中央に座る工藤を登場させることが多いが、そこは既にカット。
工藤は舞台上手に座っていた。
愛之助・松緑がほんとうにお付き合いだけとなり残念だった。
第三 坂田藤十郎喜寿記念
京鹿子娘道成寺
喜寿77歳での娘道成寺!若い~!めでたい!!それに尽きる!
でも気になったのはこの日後ろに並ぶ三味線だった。
ほとんど三味線を弾いてる人たちしか見てなかったかも・・
でも・・そんな私が運よく、所化の蒔いたてぬぐいキャッチ!!
う~ん誰だったのだろう?
番附(筋書)の写真を見ても??
第四 天衣紛上野初花『河内山』
河内山宗俊 仁左衛門
松江出雲守 翫 雀
腰元浪路 孝太郎
近習頭宮崎数馬 愛之助
後家おまき 竹三郎
重役北村大膳 團 蔵
和泉屋清兵衛 東 蔵
家老高木小左衛門 左團次
これかなあ・・夜の部は。と
東京に住んでいる役者ながら関西ではやはり、
関西を代表する人気役者は仁左衛門。
仁左衛門の河内山の登場の拍手が一番大きい。
この河内山江戸っ子である。だから気が短いし、
最後のセルフ「ばかめ~」。関西でバカメ~はなかろう。
なんだかとても不思議に思いながら、舞台をみればそんなのはけろっと忘れて仁左衛門をはじめとする芝居を楽しんだ。
小悪党のお数寄屋坊主河内山が似合い、東叡山の使者出現れるほおずき衣装の北谷の道海これもまさに使いの凛々しさがあり色気有・・緩急で聞かせるセリフの心地よさ。
播磨屋の河内山もすきなのだが、仁左衛門もいい。
それにこの河内山の配役も夜の部では一番面白い。
(安定というところだが)
第五
上 三社祭
下 俄獅子
ここまでくると、最後はぱっと・・と
楽しい三社祭を魅せる松緑と菊之助。
菊之助の踊りに松緑が合わせているのかと思う場面場もあるが
とにかく若手の元気のあるは見ていて楽しい。
一方俄獅子は、翫雀と扇雀なのだが、立ち回りが目を引いてしまう。
華やかな舞台をトンボや傘を使っての立ち回り見事であった。
京の年中行事
當る子歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
二代目中村錦之助襲名披露
京都の南座 劇場正面に飾られているのは『まねき看板』
この『まねき看板』は毎年南座の顔見世興行にあがり冬の風物詩としてTVのニュースでも放送されることが多い。
そしてこの公演の料金が高いのも有名。
ってことで今年も
特別席 26,250円 1等席 24,150円
2等席A 11,550円 2等席B 9,450円
3等席 7,350円 4等席 5,250円
となっていた。
一昨年は、1等席と3等席という形で通しを見たが
今回は、夜の部1等席のみの観劇とした。
上演時間もかなりの長さだ。
今年歌舞伎座も午後4時半から9時半までの長さだが
南座は、休憩が長いものの、午後4時20分から10時5分というありがたいながさ?
もう少し短くして安くしてくれ・・と言ってしまうのは
野暮ってものか。
その後友人と呑み屋にでかけ、徒歩でホテルに帰ればいい。
明日は、昼間に東京に帰り歌舞伎座へゆえ・・と歌舞伎談義他
久々ホテル必要だったか?という状態になっていたが(苦笑)
第一 『梶原平三誉石切』
梶原景時 幸四郎
六郎太夫 錦吾
六郎太夫娘梢 高麗蔵
大庭 我當
俣野 愛之助
という配役だったが、残念ながら六郎太夫と梢の親子が弱く、生締めのカツラで実事て誠実な梶原のはずなのだが・・ほんとにこの人いい人?
策略家だよ。大庭が欲しがっていた刀を、自分が見立てて・・
まあ、結局自分のものにしてしまうわけなのだから・・と
幸四郎というひと・・どうしても正義の見方というよりどこか悪役的な策略家の雰囲気がある。
まあこの役を仁左衛門が演じた時もそう思ったわけだが、今回はことさらに。
ちなみに石切梶原といわれる手水鉢は、吉右衛門型の客席に背をみせるやり方だ。この舞台でどうしても目を引いてしまったのが、梶原の後ろに座る面々。
かなりつらそうなのだが一人凛々しき男。川島役の薪車。行儀がいい。
第ニ 『寿曽我対面』劇中にて襲名口上申し上げ候
曽我五郎時致 信二郎改め錦之助
曽我十郎祐成 菊五郎
工藤左衛門祐経 富十郎
五郎十郎が舞台中央に出てきた時に、狂言半ばですが・・と
富十郎ご挨拶で錦之助襲名口上となる。
ここで挨拶をするのは、他に菊五郎と錦之助。
錦之助襲名の狂言の中で一番華やかで、爽やかさが感じられた。
ただ少々のどのほうはお疲れが出ていたようだが。
この3人がいい分後ろの花魁がちょっと地味?とも感じられたが
喜瀬川役の梅枝が、やはり若いからであろうか、華があった。
今回いろいろな狂言が続くため、普段は、近江・八幡が正面に立ち、
奥中央に座る工藤を登場させることが多いが、そこは既にカット。
工藤は舞台上手に座っていた。
愛之助・松緑がほんとうにお付き合いだけとなり残念だった。
第三 坂田藤十郎喜寿記念
京鹿子娘道成寺
喜寿77歳での娘道成寺!若い~!めでたい!!それに尽きる!
でも気になったのはこの日後ろに並ぶ三味線だった。
ほとんど三味線を弾いてる人たちしか見てなかったかも・・
でも・・そんな私が運よく、所化の蒔いたてぬぐいキャッチ!!
う~ん誰だったのだろう?
番附(筋書)の写真を見ても??
第四 天衣紛上野初花『河内山』
河内山宗俊 仁左衛門
松江出雲守 翫 雀
腰元浪路 孝太郎
近習頭宮崎数馬 愛之助
後家おまき 竹三郎
重役北村大膳 團 蔵
和泉屋清兵衛 東 蔵
家老高木小左衛門 左團次
これかなあ・・夜の部は。と
東京に住んでいる役者ながら関西ではやはり、
関西を代表する人気役者は仁左衛門。
仁左衛門の河内山の登場の拍手が一番大きい。
この河内山江戸っ子である。だから気が短いし、
最後のセルフ「ばかめ~」。関西でバカメ~はなかろう。
なんだかとても不思議に思いながら、舞台をみればそんなのはけろっと忘れて仁左衛門をはじめとする芝居を楽しんだ。
小悪党のお数寄屋坊主河内山が似合い、東叡山の使者出現れるほおずき衣装の北谷の道海これもまさに使いの凛々しさがあり色気有・・緩急で聞かせるセリフの心地よさ。
播磨屋の河内山もすきなのだが、仁左衛門もいい。
それにこの河内山の配役も夜の部では一番面白い。
(安定というところだが)
第五
上 三社祭
下 俄獅子
ここまでくると、最後はぱっと・・と
楽しい三社祭を魅せる松緑と菊之助。
菊之助の踊りに松緑が合わせているのかと思う場面場もあるが
とにかく若手の元気のあるは見ていて楽しい。
一方俄獅子は、翫雀と扇雀なのだが、立ち回りが目を引いてしまう。
華やかな舞台をトンボや傘を使っての立ち回り見事であった。
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