わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

4度目の正直 『NUOVO CINEMA Paradiso』を観る

2008-01-08 14:44:06 | 映画
2008年、映画トピ一本目に選んだのは・・・

「ニューシネマパラダイス」

言わずと知れたウリダーリンが大好きな映画です。

この映画過去3回・・・いやもっと観てるか・・・。

公開当時一回
その後名作ですからテレビで数回。

イ・ビョンホンという映画俳優に出会ってから
彼がこの映画をこよなく愛していると聞いてから
すぐに観たのが何回目かなぁ~。
今まで感想を書いていないところをみると
この部屋を作る前だったと思います。

そして。
「夏物語」の公開後、まもなく。
このとき感想を書かなかったのは・・・・。
書く気にならなかったから。
いろいろなことが浮かんで上手く言葉に出来ない気がしたことを覚えています。

そして。
今回。
故あってちょっと見直してみるか・・・と思い立ちました。
ストーリーを追って感情の記憶をたどる作業をするつもりで
何気なく観始めたんですけど・・・。
これが面白くて。
「あれぇ~こんなに面白かったっけ」

何度かここにも書いていますが
彼に出会うまで
私、決して趣味が映画鑑賞な人ではありませんでした。
有名な映画に関しては観ていないものの方が圧倒的に多い。

この映画に関しても
実のところ特別な思い入れがあったわけではありませんでした。
「いい映画だよね・・」
普通にそういう印象だったと思います。
彼にはまってからすぐに観たときの印象もとても自分からは遠いものだった気がします。
そして「夏物語」の公開後すぐに観たときは
いろいろな想いが相まってフクザツな心境だった・・・。

何でこんなに気持ちの中にフッと入ってくるのか・・
今回、観初めてすぐとてもびっくりしました。
場面のひとつひとつがとても新鮮で。
何回も観ているはずなのに
こんなシーンだったんだ・・
こんな表情だったんだ・・・
観ていてわくわくして・・ドキドキして・・
成長して・・
恋をして・・・
挫折して・・・
旅立って・・・
過去を振り返って・・・
涙する。
トトと一緒に人生を送ってる気がしました。
アルフレッドの一言一言が心に染み渡ってきて・・・
温かくて・・・
時に切なくて・・・
何度も涙がこぼれて・・

今までの数回一体何を観ていたのか。
映画が変わるわけないのですから
きっと私が変わったのかな・・・そう思いました。
どう変わったのかはわからないけど確実に変わっている。

それはこれまでに私がたくさんの映画に出会ったからかもしれない。

この映画からは映画への愛が溢れ出しています。
映画だけが娯楽だった時代のお話だから。
・・・でもそれだけじゃなくて。
映画と共に人生があり思い出がある。
映画を観ながらたくさんの主人公と時間を共有し
私の中に映画に対する愛着が湧いたせいかもしれません。

そんな思いいれは時代や趣味を越えたもので、この映画の中に生きる人々と私の間に共通している感情な気がしています。
そしてこの映画を作った人々もおそらく同じ想いだったのかもしれない・・そんなふうに感じました。
そしてあふれ出す映画への愛・・
これは映画を作る人の情熱や思い入れをこの数年間彼を通して感じてきた私にとっては、とても愛おしく身近なものに思えました。

演じる彼が他の人の人生を生きるように
観る私も主人公にわが身を投影し生きているのかもしれない。
それは年齢に関係なく性別に関係なく
自分の心情に一番近い人物。
今回この映画を観ながらすっぽりとサルバトーレになっている自分がいて
彼の人生を心から楽しめた気がしました。


アルフレッドが語るように
現実の人生は映画でみたものよりはるかに厳しくて。
時に盲目の人よりも多くのものが見えないのかもしれません。
私にも見えていないものがいっぱいあるんだろうな・・。
「カイスト」観たときにもそう思ったんだっけ。(笑)
少しは何か見えるようになったのか・・・・一生そう思いながら
生きていく気がしますが。


何だか何書いているのかわかりにくいですね・・・
とにかく。
映画好きの彼なら絶対に大好きな映画であることは間違いない映画です。(笑)

そして。
私が一番好きなシーンはやっぱり最後サルバトーレがアルフレッドの遺品であるキスの場面だけを繋いだフィルムを観るシーン。
このシーンは前から好きだったのですが、今回見直してみてもっと好きになりました。
あのシーンだけでそれぞれの映画を劇場でかけたときのアルフレッドとの思い出、
サルバトーレの映画と歩んできた人生が走馬灯のように蘇っているのがヒシヒシと画面から伝わってくるんですよね~。

もう秀逸です。

この映画を再び魅せてくれた彼とMさんに感謝。

そうそう。
この映画ウリダーリンをキャスティングするなら・・
絶対「トト」
映画館の幕から覗き観たり・・・
映写機の前で駄々こねたり・・・
画面をジ~ッと見つめてる・・・
勝手に脳内変換されてました。(爆)
あの表情はまさしく彼でした。

本当に楽しかったわ~。
機会があれば忘れた頃是非お試し下さい。

あ・・・もうひとつ。
印象に残ったアルフレッドのセリフを。

「恋は重症なほど苦しい。あれは出口のない袋小路だからな・・はっはっは」

                    by ジョン・ウェイン

もう皆さん、観念しましょうね~


この映画についての詳しいご案内はコチラ『ニューシネマパラダイス』HP

何だか意味不明のまとまりのない文章ですが堪忍ね。















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15 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
スピーカー (スピーカー)
2008-01-08 17:57:40
なんか、前に知り合いから聞いたのですが、ハイビジョンテレビは画質
には優れているけど、音質はかなり悪いらしいんです。あんまり場所を
取らなくて、部屋の雰囲気を壊さないようなスピーカーがあればなと探
していたら、ばっちり合うやつを見つけたんですよー。
2chアクティブスピーカーORPHEANはすごいシックで安いのに機能も良い!
映画や音楽を聴くのがすきなので、これから活躍してくれそうです。

返信する
私が感じた、ニュー・シネマ・パラダイス (kazuko)
2008-01-08 20:20:02
haruさん。今晩は。

今年は、最初からすばらしいものを持ってきましたね。

私は、この映画を1回しか見ていませんが、人間の本当の優しさを感じました。
アルフレッドは、本当にトトのことを愛していたと。そして、トトのことを、どんなに考えていたことか。

いろんなところに、それが見え隠れしていますが、ラストシーンもそうですが、アルフレッドが、彼女とトトをあわせないと決めたとき、自分も生涯、トトに会わないと決めたのだと思います。

本当は、どんなに会いたかったかわかりません。でも、自分のした罪深いこと、(これは、トトの将来を思ってしたことですが…。)それでも、アルフレッドは、自分を許さなかったのだと思います。

映画を見る、または、映画を創る、すべての人々に愛情と、感動と、なつかしさを感じさせる映画だと思います。

アリーナツアーでの、イ・ビョンホンさんのピアノの音が、私の心に響いてきました。
返信する
大好きです。ニューシネマパラダイス! (ぱらん)
2008-01-09 01:24:51
 こんばんは~
ニューシネマパラダイスに反応しちゃいました。

この作品、実はアリーナから帰ってすぐに観たんです。 まさに生贄状態の時に観たのでもう感動して
泣けて泣けて・・・

前から好きだった曲が彼のピアノを聴いてこの作品の
愛のテーマだったと知ってビックリ!
随分と前にビデオに録画していたのを思い出し曲を聴きたくて観たんです。

なにせ初の目前ビョンに頭がおかしくなっている時に
観たので本当にトトが彼の子供時代と重なって見えてしまいました。 夏物語も思い出しました。
映画だけが本当に娯楽だった時代・・・
何処の国にもそんな時代があったんですよね~
子供の頃、汚い田舎の映画館でワクワクしながら映画を観たのを思い出しました。
  怪獣映画でしたが・・・(笑)

そして彼が本当に映画を愛しているのがわかりました。

不思議ですね。彼の何かを知りたくて彼の好きな物を
観たり、読んだり、聴いたり・・・

自然と自分も広がっていきます。

  袋小路・・・観念しました

遅くなりましたが、今年もヨロシク~
返信する
大好きな映画です (bumom)
2008-01-09 01:39:09
haruさん、こんばんは~。

二股にはコメント出来なかったけど・・(⌒~⌒)ニンマリ
ニューシネマパラダイス、大好きな映画で、special edition持っています。

私もあのkissを繋げたのを見るシーン泣けるのよね~
何て書いていたらまた見たくなったわ~、
明日もう一度見てからお邪魔しますね。(⌒-⌒)ニコニコ...
返信する
ビンゴ (スー)
2008-01-09 20:54:15
haruさんこんばんは

びっくりしました。だって今日見た映画の事が書いてあって

お正月が終わってゆっくりしたら見ようと思っていた

ニューシネマパラダイス

良かったです

トト、やっぱりビョンホンssiの子供の頃を想像しましたね。なんだか彼をオーバーラップさせてしまって。

アルフレッドのトトへの深い愛情が切なくてなんだか心にしみる映画でした。

音楽もとても素敵で、実は愛のテーマは
あまり記憶になかったので今回はじっくりと聞き入りました。

ビョンホンssiの姿、一生懸命鍵盤を弾いている彼が思い出されて

良い映画って、時代や国や人種を問わず人々を感動させてくれますよね。

いつか、彼にはそんな映画を撮ってほしい気がします。
返信する
そっかぁ・・ (kazukoさんへ)
2008-01-10 09:36:08
kazukoさん、コメありがとうです。
そっかぁ・・・なるほどね・・・。
アルフレッドが頑なにサルバトーレに会うことを拒んだ理由・・・うんうん。
それ、ありそう。
目から鱗です。
アルフレッドが突き放す姿からは愛しか感じられない・・うんうん。
本当に温かい愛情を感じる映画でした。
思い出しますね~。
愛のテーマ。
ここで似た感動味わえます。

http://www.youtube.com/watch?v=C1RqbU-MRiQ&feature=related
小さな女の子弾いてるのが秀逸です。
よろしければお試し下さい。
返信する
底なし沼(笑) (ぱらんさんへ)
2008-01-10 09:46:24
ぱらんさん、コメありがとうです~。
そうでしたか。
彼のピアノを聴いてまた見たくなった。
そういう方も多かったかもしれませんね~。
うんうん。
彼がおもらししてた頃(笑)
その頃の映画館を彷彿とさせるお話。
映画をこよなく愛する人が成長するお話。
大切な人と出会って離れ離れになるお話。
彼が愛すべくして愛した映画なのでしょう。
私も彼の縁でたくさん映画を観ることになり
世界は無限に・・底なし沼(爆)
でも、とても楽しいです。
袋小路で語り合いましょう。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
返信する
もう・・ひとすじなんだからっ! (bumomさんへ)
2008-01-10 09:52:30
bumomさん、コメありがとうです~
もう・・bumomさんったらひとすじなんだから。
そうですね。
この映画あのシーン、やっぱり大好き。
『Fly me・・』に登場させるものにはそれぞれやっぱり思いいれがあります。
去年の彼の誕生日に揺ちゃんに見せてあげたのもそんな親心からだった・・。
あのシーンを嬉しそうに見つめる彼も容易に想像できますし。
お暇なときにでも感想聞かせてくださいね~
返信する
同感同感 (スーさんへ)
2008-01-10 10:06:37
スーさん、コメありがとうです~。
おお~。
ナイスタイミングでしたか。
本当はこの映画が新年一本目ではなかったのですが
(観た映画もとても良かったのでこの後感想上げます)
何だかこれがいいかなぁ~って思いました。
彼のピアノを聴いて
またこの映画に対して特別さが増した単なるミーハーな自分をどうかとも思うのですが・・
まあ、気取っても仕方がない。
袋小路に入ったことを認めようと新年決意を新たにしております。
うん。
彼にはいい仕事してほしい・・
本当にそう思います。
返信する
同じだわ~ (ボケ)
2008-01-10 21:32:55
haruさん こんばんは~

私も今年初の作品は同じく、ニューシネマパラダイスでした。
以前見たのに、所々忘れていて、、、覚えてたりで・・・
白状者です。
以前、ビョンホンさんが好きな作品だというだけで、ただ、見ていた感じでした。

横になりながら見ていたのですが、とても心地良かったです。
このまま昼寝になってもいいか・・・そう思ってみていたのに。最後まで見てました。
見終えて、ふと時計を見てびっくり!!
3時間たっていました。
とても心の安らぐいい時間をすごしていました。

遅くなりましたが、haruさん今年もどうぞ宜しくお願いします
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