いよいよ2本目を鑑賞。
相変わらず会場は満席?ロビーは人でごった返しておりました。
花様年華よりさらに若年層多い印象。
若い男子チームとか。
この企画、宣伝上手なんだなぁー。
さて、映画はこちら。
※ちょいちょいネタバレあります。
やっぱり「恋する惑星」は
音楽、色、映像。
そしてトニー・レオン。
映画は
前半が失恋したての25歳刑事223号金城くんとバーで出会ったかなり危険そうな香りがする女ブリジットのお話。
後半が制服警官633号トニーさんと軽食屋の店員フェイのお話
の二幕もの。
金城くんもフェイが勤める軽食屋さんの常連なので、一応この店で二つの話は繋がっています。
申し訳ないことに
前半の金城・ブリジットパートには何度見てもやはり興味が湧かず。(ごめんね)
後半のフェイ・トニーのストーリーが
飛び抜けて可愛い
というわけで必然的に感想は後半について。
ベリーショートにチビTを着たフェイ。
四半世紀以上前なんだけど全く色褪せることなく魅力的。
冷静に見ればほとんど
空き巣?
ストーカー?
633号の留守中
勝手に合鍵で侵入し、
好き勝手に家中を荒らす
かなりヤバい女の子なんだけれど
そこは
香港の
異国独特のゆるさと
湿度と
時代が相まって
なんかあり?状態になっている。
(633号がいいならま、いっか。むしろ可愛い)
何回も彼女が侵入して
水槽の魚を増やしたり
魚の缶詰をパイナップルの缶詰に変身させたり。
インテリアもかなり変えてた。
(LOFTで買ったやつだ、きっと。黄色いショップバッグを持ったフェイが印象的。)
でも、付き合っていたCAに振られて大失恋。傷心中の633号はそんな室内の変化には全く気付くことなく。
というより、失恋の哀しみのせいでもうそれどころではなく。
減った石鹸を見つめては哀しくて痩せてしまったと嘆き。
濡れタオルを見ては哀しくて泣いていると嘆き。
ぬいぐるみを相手にブリーフ姿で語らう三十男の姿は
冷静に見ればかなりヤバいのだが。
これが
愛おし過ぎるのだ。
それなのに
元カノとの逢瀬で見せる表情には妙に色気があってそのギャップがたまらんのです。
これがトニー・レオンがトニー・レオンである所以なわけだなと
大きなスクリーンをニヤニヤと眺める至福の時を過ごしました。
もちろん、BGMには
ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」
フェイ・ウォンの「Dreams」
ダイナ・ワシントンの「What’s difference a day makes」
ブルーベースの社可風の美しい映像と綯交ぜにどれも印象的に流れる音楽もとにかく全てが愛おしい。
手書きの航空券も可愛いんだよなぁー。
一年乾かして取ってあるところも萌えポイントでした。
次はやっぱ
ブエノスアイレスかなぁー。
ワクワク
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