わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

酷過ぎる・・・・「クロッシング」を観る

2011-06-21 17:38:14 | 映画
そういえば
特別こちらではお知らせしておりませんでしたが
家を2つ持つほど記事も書けなかろうという理由で
映画・読書記事もすべてこちらの部屋に一本化することにいたしました。

あの家も捨てがたいのですが・・・。
しばらくは放置で。


さて、お題の件。

お友達からのお勧め 


「クロッシング」 


2008年公開 キム・テギュン監督作品

中国との国境に近い北朝鮮のとある寒村で、親子三人で暮らすヨンスは、肺結核にかかった妻の薬を求め、命がけで中国へ渡る。しかし、脱北の罪で追われる身となり、北朝鮮に戻ることができなくなってしまったばかりか、他の脱北者たちとともに韓国に亡命することになる。その間に病状が悪化した妻はとうとうかえらぬ人に。一人残された11歳の息子・ジュニは、父を探しに、あてのない旅に出るのだが…。

クロッシング goo映画より抜粋

DVDがお友達から届いた直後、観る時間がなかったのですが、作動チェックのため数分流し、何故か釘づけに。

やっと時間が出来てしっかりと視聴しました・・・・・。


脱北者からのインタビューを重ね、長い時間取材を積み重ねて作った映画だという。
・・・ということはこれは本当のあの国の姿に近いものなのだろうか・・・。

何度かドキュメンタリーや報道番組でも目にしているあの国の惨状ですが、
正直ここまで見せつけられるとどうしたらいいのか・・わからなくなってしまいました。

面白い・・なんて思っていたのは冒頭の20分程度で
主人公のキムヨンスさん(チャインピョ)が中国に向かってからは
もう辛くて辛くて。
息子のジュニが可哀そう過ぎて

こんなに観るに堪えない・・と思った映画は記憶になく。
放棄しようと思えどもそれもできず、ただ涙し、祈りながら画面を見つめておりました。

・・・・・さっきまで韓ドラ観てゲラゲラ笑ってたのに・・・・。

観終わった後、悲しさは憤りに変わり。
もしこれが現実であるならば人道的に許されることではないと本当にそう思いました。

生まれる国は自分で選べるわけではないのだから。

かの国の人はこの映画を作りながら何を思ったのだろう・・。
同胞を救いたいと思ったのか・・
ただ事実を伝えたかっただけなのか・・
他の意図があるのか・・


身の安全が保証され、
豊かなものに囲まれた中、すべてを失い絶望するヨンスの姿・・・

粗末な服を身につけ、極めて質素な宴であっても
とてもとても幸せそうで楽しそうな家族の笑顔・・・

人の幸せとはどこにあるのか。

ジュニの「チャルモテッソヨ」と泣きじゃくる姿が目から離れません。

彼のような子供たちが実在しないことを切に祈るばかりです。

★★★★








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