B'z「声明/Still Alive」
今回のシングルは両A面のシングルであり、「声明」は「UCC BLACK無糖」のTVCMに使用されている曲で、もう一方の「Still Alive」は1月から3月に放送されていたキムタク主演の医療ドラマである「A LIFE～愛しき人～」の主題歌になっていた曲です。
では、これらの二曲と、あと今回別に収録されている二曲についても、軽く感想を書いてみようと思います。
1．声明
まず、「声明」ですが、この曲はフルで聴くのは初めてです。
ワンコーラス分（一番）だけ聴いてみた感想はすでに「B'zのために「UCCコーヒーBLACK」買ってきた」という過去の記事において、
僕的には、ちょっとビミョーでした。
イントロの部分はカッコいいのですが、なんだかサビが弱い気がするんだよね。
という風に書いた通り、あまり良いという印象は受けていませんでした。
そして、フルで聴けばそれも変わるのではないかと期待してはいましたが、一曲フルで聴いてみても、やはりそのビミョーな印象は変わりませんでした…
この曲が2nd beat（B'zではシングルのカップリング曲をこのように表記する）であれば、良かったのですが 笑。
ちょっとシングルにするにはイマイチなのではないか…と思ってしまいました。
最近のB'zの曲は「自分を変えろ!!」的な歌詞が目立ち、それは僕も好きではあるのですが、もうお腹いっぱいな感がありますからね 笑。
決して悪くはないのですが、二年ぶりのシングルであれば、もっと良いものが作れたのでは、というのが本音です。
2.Still Alive
さて、もう一つのシングル、「Still Alive」ですが…
これはいいぞ!!
この曲はドラマで聴いたときにすでに良い曲であると感じていましたが、今回フルで聴いてみて、更に印象は良くなりました。
初回限定版についていたPVもカッコよかったですし。
こんな感じの曲なら、ドラマの時期に発売していた方が良かった気がしますがね。
たぶん、ドラマがB'zサイド的にはあまり人気ではなかった（良くて視聴率15％程度）ため、発売を見送って「声明」と共に発売という形にしたのでしょうが、「声明」がこんな微妙な出来なら、逆効果であったのでは、というような気がします。
まあ、あくまで個人的な印象なのですが。
とにかく、「Still Alive」は、聴いてみるといいと思いますよ。
近年のB'zのシングルの中では破格の出来であると感じます。
ところで、この曲が主題歌になっていた「A LIFE ～愛しき人～」は医療ドラマであり、僕も見ていたのですが、細かいところ（小児外科の先生が成人の脳の手術やり始めたり…細かくねぇか 笑）を抜きにすれば、物語としては悪くない出来であったように感じました。
監修もあの天皇陛下の執刀医である天野篤先生であったはずですし…
まあ、ドラマの展開を優先させてそうな部分もありましたが（馬鹿医学生の僕が偉そうには言えない）。
そして、このドラマは主演はキムタクでしたが、完全に壮大（まさお）役の浅野忠信に食われていましたね 笑。
あのキャラ、面白すぎます。
壁を殴って壊したりする場面は、もはやギャグでした。
↓↓嫉妬に燃える壮大
こいつの演技も役どころも、色々と面白かった…笑
どこにも行かせない愛しい人よ
というのがサビの歌詞の一部分ですが、これ、キムタクのためのセリフじゃなく、壮大のためのものやろ 笑
壮大に着目すれぼ、色々と面白すぎるドラマでした。
3.世界はあなたの色になる
この曲は去年のコナンの映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」の主題歌になっていた曲です。
この曲はすでに配信曲として配信されていたものですが、B'z名義で発売されるCDには今回で初収録となりました。
僕はすでに配信時に購入して聴いていたので、今回が初耳ではありません。
これだけでも十分シングルとして通用する、B'zらしい曲であるように思います。
しかし、去年の映画の曲を今更CDに収録。
ぶっちゃけ、「Still Alive」でもそうですが、最近のB'zの販売戦略というのは、間違っているように思えてなりません。
この曲って、もっと早くCD化しておくべきだったよね…？
と思いますが 笑。
まあでも、曲の出来自体は良く、歌詞も深みがあり、僕は好きですね。
良い曲であると思います。
「世界はあなたの色になる」の意味がちょっと不明ですが…笑（もしかしたら映画にはマッチしているのかもしれませんが、見ていないので分かりません。）
くだらない雑な日も 争いに負ける日も
たどって行けばどこかで そう仕向けた自分がいる
だってさ。
…大きなおせわじゃーい!!笑
4.フキアレナサイ
この曲は去年の冬に公開された阿部寛主演、東野圭吾原作の映画、「疾風ロンド」の主題歌になっていた曲です。
この曲も「世界はあなたの色になる」同様、すでに配信されていた曲ですので、初耳ではありません。
歌詞的には今回のシングル「声明」にも通じるところのあるもので、いい意味でも悪い意味でも「B'zらしい」曲であるのですが、サウンド的にはこっちの方が良いですねぇ。
「声明」ではなく「フキアレナサイ」をシングルにするべきだ!!
と、思うくらいですが…。
まあ、悪くない曲です。
去年度は稲葉さん、松本さんはソロプロジェクトの方で忙しかったから配信での曲提供しかできなかった、という感じなのでしょうかね。
以上、長くなりましたが、本日発売された、「声明/Still Alive」の収録曲の紹介及び感想でした。
読んで下さり、ARIGATOございました。
