ある日のことでございます。
年も押し迫ったある朝
目覚めると
肩が痛く
腕が上がりません。
静寂した真夜中に
「ズキン、ズキン」と
大きく、深く響き渡ります
寝ることも出来ず、私は
ライオンのごとく、狭い部屋の中を
右往左往している。
あっ ライオンの咆哮
「イ〜タア〜イ〜」
薬箱を漁りまくる
痛み止め、みっけ!
薬を飲むと
痛みは柔らぎ始めた。
「こんなに効いてくるんやったら
もっと早く飲めばよかった」
と口惜しい気持ちになった。
腕が上がらなくてもいい
痛みがなければ
この世はパラダイス。
ある日のことでございます
体重計に乗ると
見たことのない数字が並んでいる
「えっ、なんで私体重減る病気やったん?」
思い起こすこと
数日前から
おうどん一杯食べきれず
おやつも口にせず
お正月のお雑煮も食べていなかった。
「な〜んや、そうやった、それやわ」
納得
ある日のことでございます
カーテンを開け
顔を洗い
ブラッシングを
無意識に
両手を使って動かしている
やったあ〜
バンザ〜イをしておりました。
ホォ!!
(追記 体重はあっという間に元に戻りました)
京都 建仁寺