愛知県一宮市、酒見神社に行った時、
この近くにもう一つ、古い歴史を持つ
神社があったことを思い出しました。
確か、8月の初旬、”輪くぐり”という、
夏の祓い清めの神事で訪れた神社です。
そう…、石刀神社でした。
ついでに石刀神社に行ってみよう…!
酒見神社からは、車で7、8分でした。
あ~っ!ここにも”花手水”がある…!
手水舎には色とりどりの紫陽花が
たくさん浮かべられていました。
「最近、紫陽花の咲く季節になると、
”花手水”やっています。これはお世話する
地元の方々のご協力によるものです。」
「もう一つ、ここに小さいのもあります。
日が経ったので、ちょっと花に元気がなく
なっちゃっていますけどね~。」
神社の方がそう言われました。
”花手水”2か所、飾られていました。
拝殿のところには七夕飾りがありました。
徳川家康が関ヶ原の戦いに向かう時、
ここに立ち寄り、石刀神社に陣を置き、
戦勝祈願をしたそうです。
93歳で関ヶ原の戦いに参戦した
伝説の武将、大嶋雲八も家康に従って
ここで一緒に参拝したのでしょうか…?
う~ん、文献にはないみたいだけど、
その可能性もありますよね~。
さて、石刀神社の建物や提灯には、
葵のご紋章があります。
関ヶ原の戦いの後、家康の命により
石刀神社の社殿を修復した時、
徳川家から葵のご紋を賜ったそうです。
さて、以前、8月の”輪くぐり”神事のこと。
その夜は、社殿の前にたくさんの参拝者が
長い列をなし、とても賑やかでした。
参拝して、茅の輪をくぐって、半年の間に
溜まった罪穢れを祓い清めます。その後
境内にある、お茶席に立ち寄りました。
神社の建物の中に上がって、地元の方と
語らいながらお抹茶をいただきました。
お茶に添えられたお饅頭がとても
おいしかったことを思い出しました。
”いちご大福”で全国的に知られる
”野田屋”さんの上用饅頭でした。
また今年も”輪くぐり”に行こうかな~。
「”花手水”はオールシーズンですか…?」
「残念ながら、石刀神社の”花手水”は、
あじさいの季節だけなんです。」
(花手水、今は地元の方々のご協力のもと
ほぼ、オールシーズン見られるそうです。)
思いがけず、酒見神社、石刀神社
2つの神社の”花手水”を見ることができて、
梅雨の季節、とてもラッキーな一日でした。