最近気になる話題としては、愛知県犬山市、
犬山城下町の一角で、一度途絶えた名物の
お饅頭を10年がかりで復元し、昔のままの
味を伝えているお店があるということです。
”倉知金太郎饅頭”というお饅頭です。
一度、そのお饅頭を味わってみたい…!
そこで、犬山の超人気観光スポットの
”犬山城下町ゾーン”に行ってみました。
10月、秋の観光シーズンになりました。
”犬山城下町ゾーン”とても賑わっています。
まず、昔からの犬山の守り神の針綱神社、
縁結びで知られる三光神社に参拝しました。
三光神社は、縁結び祈願のハートの絵馬で
知られています。ピンクの絵馬がかわいい…。
針綱神社は、”さくらのおみくじ”に注目を…。
”花ひらく、さくらみくじ”、カワイイです。
境内は一年中、おみくじのさくらが満開…!
針綱神社、三光神社は眺めのいい高台にあり、
ここから奥に歩くと国宝、犬山城があります。
お城の周りには城下町の古い街並みが残され
この周辺は、すてきなカフェ、お土産やさんが
いっぱい集まっています。その中の1軒へ…!
”フルーツ飴”が人気の本町茶寮別邸
”神のまにまに”に行ってみました。
スイーツのお店の名前は、”神のまにまに”…。
信仰の世界をイメージするような不思議な響。
讃美歌や聖歌の歌詞にありそうな言葉ですが
この”神”は、針綱神社の神さまなかしら…?
それとも、三光神社の神さまかしら…?
いや、マンガ&アニメの世界なのでしょうか。
人気の”イチゴ&キウイ飴”を注文しました。
串刺しにしたイチゴ、キウイフルーツに
かりっとした飴がかかって、冷たい感触…。
ハート形のマシュマロもカワイイです。
ティールームは、天井からきらきらした照明が
降り注ぐようなイメージの素敵な空間でした。
”犬山城下町”に来たからには、江戸時代の
町屋も覗いてみたいです。”旧磯部家住宅”が
公開されていました。では、入ってみましょう。
ここは幕末に建てられた商家の建物です。
思ったより奥行きがあって、広いお座敷から
中庭が眺められます。欄間の彫刻が見事…。
奥の土蔵で作品展が行われ、見学もOKです。
ここもたくさんの人達で賑わっていました。
では、そろそろ今日のメイン目的地、
”倉知金太郎饅頭本店”を訪ねてみます。
お店は”犬山城下町”メインストリートから
1本奥に入った静かな通りにありました。
歴史を感じる古民家に饅頭屋ののれんが…!
すぐに見つけることができました。
座敷に上がって、”金太郎”の赤いエプロンの
オーナーさんからいろいろお話を伺いました。
この”金太郎エプロン”インパクトありますね。
「写真、ブログにUPしていいですか…?」
「大丈夫ですよ。」 許可をいただきました。
オーナーさんのご先祖、倉知金太郎さんは
幕末時代から、犬山城下でお饅頭を製造
販売して、大変な人気だったそうです。
しかし太平洋戦争で途絶えてしまったとか…。
その伝説のお饅頭を10年かかって復活させ、
製造&販売…。さらに金・土・日の3日間は、
ご自宅の座敷でカフェの営業もスタート…。
古民家に上がって、昔なつかしい雰囲気の中
伝説の”倉知金太郎饅頭”を味わえるのです。
こしあんと粒あんをミックスしたような感触の
おいしいアンコの入った、大きなお饅頭です。
真ん中に”金”と焼き印が押されていました。
昔、お饅頭を食べたことのある人に聞いたり、
和菓子屋さんに弟子入りして作り方を習ったり
随分苦労して、昔の味を再現されたそうです。
築100年近くの古民家のゆったりした座敷に
静かに、ベートーヴェンのピアノソナタが
流れていました。お饅頭と珈琲、ピアノの音。
それが不思議にマッチするユニークな店です。
まだオープンして、ほぼ2カ月だということ…。
犬山観光の穴場、隠れ家的存在かも…!