三重県にある多度大社に参拝した、
前回のブログ記事の続きです。
多度大社は神体山とされる多度山の麓、
清らかなせせらぎの中に鎮まる神社です。
長い参道を奥に奥に、歩いて行きますと、
途中に”御手洗い場”がありました。
参拝の前、ここに流れる落葉川の水で
手を清めるようになっていました。
川の流れの周囲にしめ縄が張ってあります。
神聖な場所だということを示しているみたい。
さらに奥に行くと、”多度両宮”を書かれた
”於葺門”が見えました。この門をくぐると
どことなく雰囲気が変わるように思えます。
清浄な気の満ちた”神域”に入るようです。
お行儀悪いことができないような感じ…。
本宮と別宮は一番奥、滝のそばにあり、
豊かな自然を感じる環境の中にあります。
本宮、別宮には、伊勢神宮にもあったような
白い布が下がっています。それが風に
ふわりと揺れる様子は、神々しい感じです。
参拝していると、祓い清められるような気分…。
本宮、別宮の参拝が終わると、摂社末社へ。
天照大神を祀る”神明社”に立ち寄ります。
伊勢神宮の神さまを祀る小さなお社です。
「また伊勢神宮に行きたいで~す。
はやくコロナが終息しますように…。」
そして次は、”美御前(うつくしごぜん)社”へ。
鮮やかな朱塗りのかわいらしいお社です。
名前の通り、”美”の女神を祀っています。
いつまでも美しくありたい女性にとって、
ここを素通りすることはできません…!
ご祭神は、天津彦根命の妹神である
イチキシマヒメノミコトだそうです。
美魔女と呼ばれる人は、お肌の手入れも
身に着けるものも人一倍、神経を使う他、
きっと、こういう”美の神さま”を祀る神社に
せっせと参拝しているのだろうな~。
あと、今の時代、忘れていけないのが、
コロナを鎮める”疫病退散の神さま”です。
多度大社の境内にも、スサノオノミコト
(牛頭天王)も祀られるお社がありました。
”藤波社”という名前の小さなお社です。
”疫病退散”の旗がたてられていました。
そして、多度大社に参拝したなら、
お願い事を一言で聞き届けて下さるという、
”一挙社”にも参拝しなくっちゃ~!
このお社は、結婚式場の奥にあって、
ちょっと見つけにくい場所にあります。
神社マニアさんだけが知っている
とっておきのパワースポットかも…。
”一言で聞き届けて下さる”神さまって、
心強い存在ですね。いじめをなくす、
パワハラ退治、…にも効きそうな感じです。
最後に”神馬舎”に立ち寄りました。
多度大社は”上げ馬神事”で知られる
”馬の神社”ですが、神馬舎では神社で
飼われている馬に会うことができます。
ここには神馬、”錦山”号がいます。
神馬舎の前に、おやつのニンジンが置かれ
参拝者がニンジンを与えることができました。
神馬さん、参拝者が近寄ると、「ニンジン、
ちょうだいな~!」って催促している感じ…。
でも…、神馬さんの口元にニンジンを
差し出すのはちょっと危険です…!
”おやつ箱”にニンジンを入れると、そこに
顔を突っ込んで喜んで食べてくれます。
いつも家族連れでにぎわっています。
神馬さんにニンジンをあげたいけれど、
「怖~~いっ…!」、と叫んでいる子供も…。
ちなみに多度大社の祭礼として有名なのは
”上げ馬神事”ですが、最近のコロナ禍で
2年連続で中止になっています。
これは長い歴史を持つ神事です。
YouTubeに”その様子がUPされています。
人馬一体となって急な坂を駆け上がり、
何回うまく駆け上がることができたか、
成功した数で豊作凶作を占う神事です。
これが中止になるのは、織田信長の
焼き討ち以来、初めてのことらしいです。
来年は開催できるといいですね。
多度大社を出て、参拝前に立ち寄った
”車久米穀店”にもう一度行きました。
神馬さんにニンジンのおやつをあげた後、
人間様も、ここでおやつタイム休憩です。
多度大社の”上げ馬神事”にちなんだ
”玄米揚げウマ餅”の”食べ比べセット”
4種類セットで600円を注文しました。
オーソドックスな”きなこ&黒蜜”
これもよくある”甘辛みたらし団子風”
のり醤油&マヨネーズ”お好み焼き風”
オニオンカレー風味の4種類です。
玄米餅をサクッと揚げて、香ばしい
お餅でした。どれも全部おいしい…!
食べ比べセット、おすすめです。
老舗のお米やさんから生まれた新しい味、
”玄米揚げウマ餅”、大満足でした…!