今日は夏目漱石のお誕生日だそうです。
漱石といえば思いだすのが中学の時の安田真先生。
私が中学生だったので今から40年も前です。
今でもフルネームで覚えているぐらい、インパクトの強い先生でした。
夏休みに希望者を集めて校庭でテント生活(キャンプなんて知らなかった)をさせたり、
宿直日(当時は普通にあった)に、生徒を呼んでカレーを食べさせてくれたり・・・
先生と生徒の上下関係じゃなく、人として対等に付き合いをしてくれたように思います。
当時の青森県はとても封建的でした。(今もあまり変わらないようですが)
当然、地域からも教師からも浮いた存在で、一部の生徒は「安田の馬鹿」呼ばわり。
面と向かって言われても、普通に流してちゃんと話をする。
今から思うと結構な人格者だったように思います。
国語担当で漱石をとても尊敬しており、漱石の誕生日には昔の書生さんの恰好(着物・袴)で出勤していました。青森県出身の太宰治も大変尊敬され、太宰の桜桃忌(6月19日)にも書生姿で出勤されていました。
勿論、漱石の命日にも。
入学式・卒業式にも書生姿です。
私たちが卒業する時はなぜかスーツ姿でした。
卒業して何年かたっての同窓会。
私は出られなかったけど、名簿をもらってすぐ見たのが安田先生の消息です。
先生は事故でお亡くなりになっていました。
とてもショックだったのを覚えています。
漱石・太宰と聞くと、教科書を小脇に抱えた書生姿を思い出します。