卒業式

今日は私が歌を教えに行っている音楽学校の卒業式でした。
卒業証書をもらう生徒さんたちの姿がとても爽やかで明るい卒業式でした。

式の後には立食パーティも催され、慣れ親しんだ生徒さんの他、普段は私とは関わらない生徒さんたちともいろいろなお話が出来ました。
卒業後の進路の事や音楽の話・・・今出発点に立った生徒さん達との交流、良い刺激になりました。
ご卒業おめでとうございます。これからも頑張ってくださいね！
そして生徒さんの了承を得たので写真掲載・・


　　　


毎年卒業式をむかえる度に、今年の私はどうだったかな・・と振り返ります。
この日は私にとって自分を見つめなおす大切な日になっています。

そして卒業式の日に必ず思い出すのは
私自身が音楽大学ピアノ科に入学した日の入学式での学長のお言葉。
一言一句全て覚えているわけではないけれど、内容は


「みなさんは大変な道を選びました。音楽を選んだという事は、この先一生演奏を磨くべく練習し続けなければいけないということです」


ずっと練習を続けて音大に入学したわけですから「練習する」という事は習慣であって、あえて言われなくても
「そんなの当たり前じゃないの～～」と若かりし頃の私は軽く受け流したのです。


そして２年間を終え（私は短大だったので）ピアニストになるには程遠いレベルではありますが、
自分の中ではある程度達成感を持って卒業式に出席して校歌を歌ったわけです。


でも、入学式の学長の言葉の本当の意味が分かったのは卒業して音楽で仕事をするようになってからでした。
大学の卒業。。それはちっともゴールではなくて、本当に出発したばかり。
そして、基礎に戻って練習、練習。。。そして本番　また基礎に戻って・・・・
この連続が始まるわけです。

練習をして磨いて、そしてそれを表現していく、これが私の仕事である以上、あの学長の言葉は一生記憶から消えません。
そしてまた初心を忘れさせない貴重な言葉なのです。


それからもう一つ考える事

音楽を勉強するべく音大まで卒業させてくれた両親に感謝。
やはり、大学まで音楽にどっぷり浸かれた事、これは間違いなく私にとっての財産です！

今日卒業した生徒のみなさんもきっとそう思っていてくれていると信じて。。。


良い卒業式でした！

（今日は真面目～に書いてみました）