物との出会い

今日の朝はちょっと早起き

眠い目をこすりながら
布団の上でボーっとしていたら

なぜか

10年前に履いていたサンダルを思い出した


夏用で
足の甲を麻で覆い
踵はコルク素材


とっても愛用していて
その時に行った海外旅行にも持って行った


旅行の中のオプションツアーの日、添乗員さんに「歩きやすい靴で来てください」という指示の中
「本当に歩きやすく、足に馴染んでいるからサンダルで行って良いか？」と聞いたらＯＫが出た


本当にたくさん履いたなあ
何処にいくのもそのサンダル・・というように


そのサンダル
たくさん履いて壊れたので
しばらくして捨てたのだけど
捨てる時、ちょっと寂しかった気がする




今は別のサンダルを愛用している



あのサンダルを愛用していた日々は
既に思い出の時間

あの日々が「今」と言えたのは遠い昔
そして
あの日々も「今」だった


あの日々と今は繋がっているのに
あの日々は時間の一瞬を切り取った「絵」のようにも思えてくる


物との出会い
それを思い出したら


何となく
人生の流れを感じた気がした

今日は、そんな朝だった