
大展望の稜線、福島県と栃木県との県境を進んだその先には・・・
ぐるっと那須岳@1日目(2018.6.2)
「#1 三本槍岳へ」の続きです。

今回のGPSログ。
三本槍岳山頂に到着 10:54

いつもはあっち側から眺めているんだな。

大混雑の中、なんとか休憩場所を確保。
必然的にお昼ご飯は、正面に福島県の山々を眺めながらとなりまして (^^ゞ

下郷町の街並み?
早々にお昼ご飯を食べ終えて、他の方角の展望も。

男体山・女峰山・太郎山・日光白根山。

燧ヶ岳・平ガ岳・会津駒ケ岳・三岩岳・越後駒ケ岳。

小野岳の向こうに飯豊連峰まで。
以前、三本槍岳に登った時は、ただただガスで真っ白だったので、ここまで見えると嬉しい♪
そういえば・・・

一等三角点・点名「三倉山」(標高1916.9m)にタッチ!

山頂の標柱が横倒しになっていたので、こちらを撮って・・・

これから進む道を眺める。

大峠までは遠いな・・・
三本槍岳山頂を後に 11:30

ハクサンシャクナゲが咲く緩やかな下り坂。
その足元にはミツバオウレン(三葉黄連)が群生。

大峠分岐 10:45

三本槍岳の山腹にもハクサンシャクナゲのピンク色が散りばめられて。
鏡ヶ沼展望所 10:50

眼下の鏡ヶ沼の向こう・・・
姿の良い旭岳(赤崩山)に登高意欲をそそられる方もいそうだけれど、登山道はその東側を巻いてしまう。

イワカガミ(岩鏡)

裏那須?
流石山・大倉山・三倉山のニッコウキスゲは今頃が見頃のよう。

この辺りで写真を何枚も撮ったけれど、どうもね・・・

ほぼ福島県側の景色しか撮っていないのは、たぶん鏡ヶ沼があるからだな。


ムラサキヤシオ(紫八汐)

あの森の中を流れる3本の沢を渡って、三斗小屋温泉へ (-_-;)

?

ようやく大峠が見えてきた。

ハクサンチドリ(白山千鳥)

ユキワリコザクラ(雪割小桜)

ミヤマキンバイ(深山金梅)も。

三本槍岳もだいぶ遠くなり・・・

お地蔵さまが並ぶ大峠(標高1468m) 13:07
大峠から三斗小屋温泉へと向かう道は「笹の中の道」と事前に情報を得ていたけれど・・・
なるほど背の高い笹が覆い被さっていて、まるで笹のトンネルの中を進むような感じ。
これは雨が降った時は、かなり嫌らしい道になりそう。
まあ、後に出てくる3本の沢が増水したら渡渉不可だし、雨が降ったら無理な道なのかも?
ニリンソウなどが咲き誇る笹のトンネルを抜けさえすれば、普通の登山道!?

エゾハルゼミが熊除けの鈴の音もかき消すほどに賑やか。

峠沢を無事渡渉。

中ノ沢も難なく渡渉。

沢を渡るごとに小さなアップダウンがあり、こんな険しい岩場も越えて・・

これで最後!
赤岩沢を渡渉したら・・・
とても長く感じる、それはそれは辛い登り坂。

休憩、そして休憩。

もうヘトヘトで・・・

頭の上に星が舞っている・・・
あ、サラサドウダン(更紗満天星)か m(__)m
地形図と地形を見比べて・・・
あ、もう少しで傾斜が緩む♪

尾根に乗り上げればもう大丈夫。

ベニサラサドウダン(紅更紗満天星)

マイヅルソウ(舞鶴草)

分岐 15:38

ズダヤクシュ(喘息薬種)

見えた時の嬉しさといったら!
三斗小屋温泉大黒屋 15:42
部屋に入って片付けをしたら、しばらく休んで・・・
いざお風呂!
実は、1週間前の土曜日だったか水曜日だったか?
(いや、もっと前?)
「NHK BSプレミアム『にっぽんトレッキング100』那須連山」の再放送があって・・・
録画していたものを前日に見て予習。
それで三斗小屋温泉のお湯は「熱い!」と頭に・・・
いや、これはちょうど良い湯加減で♪

そして「いただきます!」
プチ宴会の後・・・
20時には横になり、消灯時間の21時には就寝。
それにしても7時間もぐっすり眠ったのは何年振り?
「ぐるっと那須岳@2日目」に続きます。
ちなみに養鱒公園駅は国鉄・JR東日本時代は会津落合駅と。
会津鉄道になってから名前が変わったようです。
それが長大なのかどうかもわからず行ったのです。下調べもなく行ってしまう、今も変わらず、三つ子の魂・・・使い方が違うかな?すみません。自分の話ばかりで。
次の記事、私も楽しみにしています。
過去2回、那須岳に登りましたが、今回はその時とは違って天気に恵まれて・・・ズバリ、最高でした。
地図で確認してみましたが、もしかすると養鱒公園駅まででしょうか?
初めての山歩きで、その長大なルートを歩き通すことができたからこその・・・
山歩きの記事、これからも楽しみにしています。
広大な山岳展望、羨ましい。こんな登山が一番いいなぁ。
高校生の時(40年くらい前)に三斗小屋温泉に泊ったのです。
アサヒグラフだったと思うのですが、峰の茶屋~三斗小屋温泉~大峠のコースが紹介されていて、なぜか無性に歩いてみたくなり、リュックやトレッキングシューズを買ってもらって単身乗り込みました。
初めての本格的な山歩き。でも、断片的な記憶しか残っていないのです。
あの三つの沢を渡ったってことになりますが、全く記憶にありません。温泉は煙草屋旅館といったと思うのですが、湯治客のじいさん、ばあさんたくさんの混浴で、入るのに勇気が要った記憶はあります。翌日、大峠について感激した記憶もありません。大峠から会津に抜けました。林道の途中で、軽トラのおじさんが乗せてあげようかと言ってくれたのですが、なぜか断ったんですねぇ。駅まで歩くと言った時の呆れた顔は覚えてます。会津線で会津若松へ抜けて新潟へ。車中、疲れて眠ると歩いてる夢をみて、目覚めて「ああ、もう歩かなくていいんだ」と思ったことだけが一番鮮明に覚えている記憶です。クマやスズメバチが怖いなんてことは考えてもいなかった、私の山歩きの出発点がここでした。