その他ニュース
米ジョンズ・ホプキンス大学の調べによると、米東部時間7日午後2時(日本時間8日午前3時)時点の世界の新型コロナウイルスの感染者数は約1913万人に上った。感染が急拡大しているインドは米国、ブラジルに次いで感染者数が200万人を超え、依然として厳しい状況が続いている。インドでは地方都市を中心に感染者が増え、感染拡大ペースが加速している。7日の新規感染者は前日よりも約6万2千人増えた。当初は商都ムンバイと首都ニューデリーが圧倒的に多かったが、南部タミルナド州で約27万人、南東部アーンドラプラデーシュ州で約19万人、南部カルナタカ州で約15万人に達するなど、感染集中地域が地方に移り始めている。傾向をみるための7日移動平均でも、インドの新規感染者は約5万6千人と米国(約5万5500人)を初めて抜いた。インドの7日の死者数は4万1585人に上った。3月下旬に都市封鎖をしたが感染拡大は止まらず、6月上旬に経済活動を再開し始めたことがさらなる状況の悪化につながった。
米国の新規感染は落ち着き始めたが、死者は増えている。米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)は新型コロナ感染による米国の死者数の予想を見直した。12月1日までに約30万人に達するとみる一方、マスク着用の徹底で死者数を7万人減らせると推計している。同研究所は6月下旬の予想で10月までに死者数が18万人に上ると発表していたが、既に16万人を超えている。米国でも地方都市での感染拡大が目立つ。米政府でコロナ対策を担うバークス調整官は州政府など地方自治体との電話会議で、ボルチモアやアトランタなど9つの都市とカリフォルニア州のセントラルバレーについて「陽性率が依然として高水準だ」と懸念を示した。ニューヨークなど大都市を中心に感染が拡大した3~4月までとは異なる流行状況になっていると警告した。感染拡大が止まらない地域ではより厳しい規則を導入し始めている。米国最大の感染地となったカリフォルニア州ロサンゼルスでは州の規定に反した大規模な集まりがあった場合、警察を通じて水道や電気の供給を遮断を要請できるようになった。ロサンゼルスでは100人以上が集まるパーティーが開催される問題が多発しており、自治体が対応を迫られていた。(*日経記事より)写真:インドは感染者数が世界で3番目に多い=ロイター
その他ニュース(08/08_朝) | ||||||||
国際 | ||||||||
企業 | ||||||||
IT 科学 | ||||||||
国内 | ||||||||
市場 |