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米エヌビディアはソフトバンクグループから半導体設計大手の英アームを買収すると発表した。主力のGPU(画像処理半導体)は大量の計算を素早く行う人工知能(AI)処理の実動部隊だったが、司令塔を担うCPU(中央演算処理装置)の技術が加わる。演算技術の上流から下流まで押さえ、AI分野で圧倒的な地位を占める狙いだ。(以下小見出し 抜粋 と文末 原文をお読みください)
■「AIコンピューティングを世界の隅々まで」
GPUだけでAIの計算は完結しない。単純な計算を大量に実行することには強いが、精緻で複雑な計算は不得意なためだ。そこでコンピューターの司令塔となるCPUと組み合わせることが欠かせない。アームを買収することで、これまで手薄だった司令塔を強くできる。アームは半導体メーカーに回路の設計図を販売している。19年に出荷された半導体のうち228億個がアームの設計を使い、シェアは34%に達する。電力効率に優れ、スマートフォン向けではシェア9割に達する。
■インフラ強化の足がかりに
「買収で中立性が失われ、顧客離れが起きる」との指摘もある。足元では米カリフォルニア大学バークレー校が開発し無償公開するオープンソースの半導体設計IP「RISC-V(リスクファイブ)」が存在感を高めている。このIPを推進する財団には米グーグルなどが参加しており、アーム離脱組の受け皿となる可能性もある。
エヌビディアは買収後もアームの拠点を現在の英ケンブリッジから変えない方針で、アームのブランドも継続する見通しだ。アームと連携する一方で一定の独立性も維持する。そんな難しいかじ取りが必要になる。(*日経 記事より)写真:エヌビディアのデータセンター向けGPU
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