市況
株急落(18559)「新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界保健機関(WHO)が11日に「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明し、投資家心理が冷え込んだ。日本時間12日午前のトランプ米大統領のテレビ演説では、「欧州からの渡航者を30日間制限する」と表明し、景気対策には踏み込んだ発言がなかったため、世界景気が一段と悪化するとの懸念が強まった。12日の東京外国為替市場で円相場が一時、1ドル=103円台前半まで上げたことも重荷となった。日経平均の下げ幅は一時、1000円を超えた。後場は買い戻しで1万8800円台に下げ渋る場面もあった。安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁が12日、首相官邸で足元の円高や株安などについて意見交換した。会談後、黒田氏は「潤沢な流動性を市場に供給し、適切な資産買い入れを進める」と述べたため、日銀が来週開く金融政策決定会合で追加緩和に動くとの思惑が浮上した」。債券は軟調(利回りは小幅上昇マイナス0.065%)「国内債相場のボラティリティー(変動率)は高い状況が続き、「流動性が極端に落ちている」(国内証券の債券ストラテジスト)との声があった。このため取引に慎重な投資家が多く、買いが入りづらかった。債券相場の変動率を示す「S&P/JPX日本国債VIX指数」は10日に4.34と2016年9月以来、3年半ぶりの水準に上昇し、11日以降も高止まりしている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、金融機関では業務の分担や人員を絞った対応のケースが増えている。年度末が近づいているのもあり、運用資産の持ち高をできるだけ抑える傾向が強まっている。これも取引を萎縮させる要因で、相場は乱高下しやすくなっている。12日の長期金利は朝方に前日比0.030%高いマイナス0.040%まで上昇していたが、トランプ米大統領の演説後に0.005%低いマイナス0.075%へ一気に低下した。それから次第に売りも増えて小幅上昇に転じるなど、値が飛びやすかった。新発20年債利回りは0.030%高い0.240%に上昇した。財務省が実施した20年物国債(171回債リオープン)入札では一定の需要が確認され、午前からは利回りの上昇幅が縮小した」。市況関連ニュース(03/12_夕) | ||||||||
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