その他ニュース
クラウドの波がゲーム業界に押し寄せている。米アマゾン・ドット・コムは24日、専用の端末がなくてもインターネット経由で遊べるクラウドゲームのサービスを始めると発表した。米マイクロソフトや米グーグルに続き、クラウドを手がける3強がゲームにそろい踏みする。利用者を増やすには魅力的なソフトが重要で、買収や提携が活発になっている。
アマゾンは同日、米国でクラウドゲーム「Luna(ルナ)」の申し込みを受け始めた。50種類以上のゲームを月額5.99ドル(約630円)で遊べるようにする。当面は招待制にして人数を絞り、2021年前半を予定する一般公開までにサービスの品質を高める考え。日本での展開計画は明らかにしなかった。
「AWS」を運用するアマゾンは世界のクラウド基盤で3割のシェアを握る最大手だ。マーク・ウィッテン副社長は「AWSの知見を活用することで、通信の遅延が少ない高品質のゲームを配信できる」と話す。米IT(情報技術)大手によるゲーム事業への参入としては最後発となるが、クラウド基盤の強さを競争力につなげる戦略を描く。クラウドゲームはかねて「ゲームの将来像」として語られてきた。複雑な画像処理などを手元の専用機ではなくサーバー側でこなすことで、高価な端末がなくても高精細なゲームを遊べるようになるからだ。オランダの調査会社ニューズーによると、20年のクラウドゲームの市場規模は約5億8千万ドルとなり、23年に48億ドルまで拡大する。
通信規格「4G」の広がりとともに動画配信サービスが飛躍したように「5G」の普及でクラウドゲームの利用に弾みがつくとの期待もある。ただ、クラウドゲームで先行する企業をみると課題も浮き彫りになる。例えば19年に「Stadia(スタディア)」の名称でサービスを始めたグーグル。世界のゲーム開発者が集まるイベントで参入をぶち上げたが、利用者数は伸び悩んでいる。通信遅延の問題に加え、新しい作品の乏しさが指摘されている。 (以下略 原文をお読みください) (* 日経 記事より 表も)
その他ニュース(09/25_夕) | ||||||||
国際 | ||||||||
企業 | ||||||||
IT 科学 | ||||||||
国内 | ||||||||
市場 | ||||||||