2020/8/17 | ~ | 2020/8/21 | 記入日 | 2020/8/16 | ||||||||||||||||||||
1.来週の見通し | ||||||||||||||||||||||||
日経平均 | 22,500 | ~ | 23,800 |
ずっとショートで来ていた海外勢が日本株を買い戻したとの報道で、米中対立激化で中国株の比率を落とし、その一部が日本株にも回ってきたようにも思える。肝心の本邦機関投資家は相変わらず米国株(ナスダック)中心の投資に戻っていそうである。安定して頼れるのは日銀とGPIFという親方日の丸相場に基本的変更はなく、米中対立激化で日本株からも手をひきたいのだが、米株はパンパンで行き場なく日本株に来た海外短期筋が俳諧していると見るのが正解ではなかろうか。米中を軸に米イあるいは鉄砲玉どうしのイスラエル-イランといった対立激化でマネーはどう動くのか、日本株へのおこぼれがあるのかが焦点ではないか。
NYダウ | 27,000 | ~ | 28,500 |
コロナワクチン期待、案外しっかりした雇用情勢といったところで28000台を回復した米ダウが、米中協議:第一段合意の履行状況確認(15日予定とされるが未だ結果発表・報道無し)・タンカー拿捕発表で高まる米ーイ緊張でどう動くかが焦点。米民主党大会よりも大型経済策で難航しているトランプ政権と議会民主党の協議が合意できるかに関心。高値圏に近づく中、コロナ禍急拡大といった想定外のイベントに大きく反応する可能性も否定できない。UAEとの国交回復後のイスラエルがヨルダン川西岸の併合に踏み切る可能性もあり、アラブ盟主のサウジがパレスチナを見捨てるのか、非アラブのイランやトルコがどんな反応を示すのかも注目したい。
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