その他ニュース
遺伝子を切り貼りするゲノム編集の本命「クリスパー・キャス9」が、医療や農業の分野で革新を促す重要技術になっている。操作が簡単で効率も高く、2020年のノーベル賞に輝いた。この技術の世界の動向をNTTデータ経営研究所(東京・千代田)が調べたところ、米国の著名大学が研究開発で先行し、傘下のスタートアップ企業を軸に産学連携に力を入れている状況が浮き彫りになった。特許の優先権を巡り研究機関が大きく2つの陣営に分かれた係争の行方も、今後注目される。(以下 小見出しと文末 原文をお読みください。)
■クリスパー・キャス9、関連特許は5000件
■件数最多の中国、重要度で及ばず
■優先権巡り2つの陣営が係争
農業分野では両陣営がうまく折り合い、特許交渉の窓口の一本化に成功した。カリフォルニア大などと提携したコルテバ・アグリサイエンス(旧ダウ・デュポン)とブロード研と提携したバイエル(旧モンサント)の合意による。現状のままではクリスパー・キャス9を応用する創薬や医療サービスなどでライセンス交渉先が2つになる恐れがある。多くの関係者が両陣営の対立が早く収束することを願っている。
(*日経 記事より)図も
その他ニュース(04/08_朝) | ||||||||
国際 | ||||||||
企業 | ||||||||
IT科学 | ||||||||
国内 | ||||||||
市場 |