2021/1/25 | ~ | 2021/1/29 | 記入日 | 2021/1/24 | ||||||||||||||||||||
1.来週の見通し | ||||||||||||||||||||||||
日経平均 | 28,000 | ~ | 29,000 |
外人跋扈の日本株であったが、個人投資家が待っても来ない押し目にしびれをきらし、そろりそろりと買いを入れているような気配がある。バイデンからの給付金でロビンフッダーが何を買うか、決算発表の米IT株が主体と思われるが、その一部は中国株はこわいがアジア株という観点で日本株や韓国株に流入する可能性は依然あるのではないか、国策としてははなはだ疑問であるが、あいかわらず下がり局面では日銀ETF買いが(額は小さいものの)でており、むしろ外人投資家に安心感を与えているようだ。高値警戒感に神経質な展開ながら企業決算注目の展開となるのではなかろうか。半導体やIT関連株といわゆる景気敏感株の二極化で、まだら模様ながら、全体としての日経平均は左のレンジ内の展開を予想したい。
NYダウ | 30,500 | ~ | 31,500 |
深刻なコロナ禍にあえぐ、米国であるが、意外に景気指標が悪くない。来週は大手IT企業を中心に決算発表があるのと、ダボスアジェンダ、FOMC 10-12月期GDP速報に注目したい。新味のなかったECBに続き、大型財政政策に関心がうつり、金融政策には「基本、変化なし」と日銀・FRBも思われる。しかしながら、(予算配分をめぐっての)各国間の利害の対立を背景とする欧州、分断され拮抗する世論を背景に議会運営が困難な米国、安定多数を誇りながらいまいち方向性・指導力に迫力のない日本と三者三様の政治体制下で財政政策と金融政策がどのように協調していけるのか各中銀の違いが意識されだすのではなかろうか。国債増発懸念に1%を超えた米長期金利の動きには注意が必要と思われる。
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