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中国の習近平(シー・ジンピン)指導部は1日、北京で建国70年の国慶節(建国記念日)を記念する軍事パレードを実施した。パレードは近年で最大規模で、高い能力を持つ人民解放軍が一層の活性化と近代化を進めていることも示した。米国に次ぐ世界2位の国防予算を持つ中国は、柔軟で高い殺傷能力を備えた軍隊をつくるため、特定分野の能力向上を重視しているようにみえる。こうした動きは地域のパワーバランスにとって何を意味し、世界規模での地政学的な競争にどう影響するだろうか。最も重要な能力向上は、音速の何倍もの速さで飛行する極超音速兵器を搭載する、中距離弾道ミサイル「東風(DF)17」だろう。各国は極超音速兵器の開発にしのぎを削っている。パレードではドローン(小型無人機)も披露された。サウジアラビアの石油生産施設への攻撃が示すように、重要性が高まり運用範囲も拡大している。伝統的な戦略兵器は爆撃機、巡航ミサイル、潜水艦搭載弾道ミサイルの3本柱だった。今は高性能ステルスドローン、極超音速兵器搭載ミサイル、特殊部隊だろう。パレードでは新旧の3本柱の一端が披露されたことになる。(中略)将来的には、中国の究極的な戦略目標は、南シナ海全域で領有権を確立することだ。新型兵器の性能が向上すれば、目標達成能力ははるかに高まる。目標の重点の一つは、台湾を中国の主権下に置くことだろう。新型兵器は今後、(原子力を動力とする)より高性能の空母を含む人民解放軍の運用計画に統合されるとみられる。実現すれば、南シナ海は、中国の海の支配に対抗しようとする国にとって危険な環境となる。(日経 記事より)
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