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「ビッグブルー」。極秘扱いされた同計画は日立社内でこう名付けられた。日立オートのある東京・大手町と、ホンダが本社を置く青山の一文字目を合わせた符丁だが、別の意味もあった。自動運転や電動化など次世代技術「CASE」開発に向け、独ボッシュなどメガサプライヤーは買収で経営規模を拡大。同時に年数千億円に上る研究開発費を投じる。足元では世界の新車販売が低迷し、採算悪化にあえぐ部品業界。競合がひしめき利益を伸ばしにくいレッドオーシャンだが、やり方を工夫すれば「巨大なブルーオーシャン」に変わり得る――。(中略)狙うのは車部品から上がってくる膨大なデータだ。CASEに直結するパワートレインや安全システムなど制御系に絞り、自社が強みを持つIoT事業と組み合わせれば、次世代車開発で優位に立てる。そんな勝算があった。(中略)小島副社長は「自動車は業界構造が変わる。コンピューターのようにハードとソフトが分かれるかもしれない。その中でいかにデータを取れる位置にいるかが勝負を決める」と語る。データ志向というかじ取りで波高い"大海"を渡りきることができるか。(日経 記事より)
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