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香港警察がデモを抑え込むため、強硬姿勢に一段と傾いている。18日朝には多くの学生が立てこもっていた香港理工大学に突入を試み、実弾使用の可能性もちらつかせた。中国政府からの圧力も強まるなか、香港政府は24日の区議会議員選挙をにらんで事態の収束を急ぐが、学生の抵抗も激しさを増している。警察は17日、18日午前0時前にはビデオメッセージを出して「火炎瓶や弓などの武器の使用を含む襲撃行為をやめなければ、実弾で反撃する」と異例の警告に踏み切った。香港警察は指示に従ってキャンパスの外に出た医療ボランティアも相次ぎ拘束。大学の周辺には学生の親ら100人近くが集まり、警察官の近くで助けを求めて泣き崩れる場面もあった。警察当局が強硬姿勢を強める背景には、事態収拾に手間取っていることへのいらだちがある。デモ隊は周辺の九龍半島と香港島を結ぶ海底トンネルを封鎖するなど抗議活動をエスカレートさせていた。理工大は九龍半島の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)や日系メーカーの駐在員が多い紅●(ホンハム、●はいしへんに勘)にも近い。中国政府も香港政府への圧力を強めている。習近平(シー・ジンピン)国家主席は香港での抗議活動を「暴力的な犯罪行為」と非難。中国共産党機関紙、人民日報もデモの徹底的な取り締まりを求める論説を3日連続で1面に掲載した。(日経 記事より)
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