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台湾で11日の総統選と同時に投開票された立法委員選(議会選)は、対中強硬路線の与党・民主進歩党(民進党)が過半数を上回り、勝利した。対中融和路線の最大野党・国民党との接戦が予想されたが、統一に向け台湾への圧力を強める中国への有権者の反発が強かった。総統選で圧勝した民進党の現職、蔡英文(ツァイ・インウェン)氏は政策運営の基盤を固めた。中国が警戒を強めるのは必至だ。中国の意向を受けた香港政府が民主化を求める市民らのデモを催涙ガスなどで抑える様子を台湾住民は見て対中警戒を強めた。蔡氏は11日「4年間の執政が正しかったと証明された」と述べ、議会選でも勝利宣言した。総統選で蔡氏の得票率は57%に達し、国民党の韓国瑜(ハン・グオユー)高雄市長に約19ポイントの大差をつけた。得票数は、1996年に始まった総統直接選挙では最多の817万票になった。2016年の前回議会選で民進党は初めて過半数を握ったが、今回は苦戦が伝えられた。国民党は80年代まで台湾で一党独裁を続け、いまでも強い地方組織を維持している。18年11月の統一地方選では全22県市の首長ポストのうち15を押さえて圧勝。今回は巻き返しを予想する声が多かった。だが、議会選の比例区向けに19年11月、親中派を多く含む候補者名簿を公表してつまずいたようだ。(*日経 記事より)
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