市況
■株反落(23096)。「国内経済の先行きへの懸念から売りが優勢だった。先週900円超上げて約半年ぶりの高値水準となっており、高値警戒感からの売りも出やすかった。朝方に内閣府が発表した2020年4~6月の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率27.8%減と戦後最大の落ち込みを記録した。個人消費の減少幅が市場予想よりも大きく、景気の回復ペースが当初の想定よりも遅れるとの懸念が広がるなか、日経平均先物に売りが出て相場を押し下げた。日本時間17日の米株価指数先物や主要なアジアの株価指数が堅調に推移し、下値は限られた。東証1部の売買代金は概算で1兆5014億円。1月20日以来約7カ月ぶりの少なさだった。夏休みシーズンで市場参加者が限られ、商いは低調だった。売買高は8億1922万株で2019年12月30日以来約8カ月半ぶりの低水準だった。東証1部の値下がり銘柄数は1452銘柄と約67%だった。値上がりは635、変わらずは86銘柄だった」。■債券堅調(利回り低下0.04%)。「前週末に約1カ月半ぶりの高水準となっていたため、米金利の上昇一服をきっかけに利回り水準の高さに着目した買いが優勢となった。日経平均株価が下げ、相対的に安全資産とされる債券には買いも入りやすかった。GDP速報値では、個人消費の弱さが目立っており、新型コロナの感染が再び広がるなかで景気の先行き不透明感が高まったとの見方も債券相場の支えとなった。超長期債には買いの勢いが限られた。新発30年物国債の利回りは前週末と同じ0.615%、新発40年債利回りは同0.005%高い0.640%で推移している。財務省が18日実施する30年債入札を前に持ち高調整を目的とした売りが出て、超長期債の利回り低下は限定的だった」。
(為替)米長期金利の上昇一服で持ち高調整の円買い。106.40-106.65の狭いレンジ。17時は106.47近辺。ユーロは126.18/1.1850近辺。若干のユーロ高・円安。
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