市況
■株続落(23418)。「欧米の新型コロナウイルスの感染再拡大で世界景気の回復が遅れるとの懸念が相場の重荷となった。景気敏感株への売りが目立ち、鉱業や鉄鋼などの下げが目立った。午後に入ると、日銀の上場投資信託(ETF)買い期待から次第に下げ幅を縮小した。このところ、下値メドとして意識されている25日移動平均線を割り込んだことで、目先の反発を見込んだ買いも入った。11月の米大統領選を前に相場の明確な方向感は出にくかった。国内主要企業の2020年4~9月期の決算発表が本格化し、商いは復調。東証1部の売買代金は2兆3564億円と、13営業日ぶりに2兆円を上回った。売買高は11億8305万株だった。前日に決算を発表した銘柄では、4~9月期の純利益が26%減となった富士通が5.7%安。今期減益見通しの信越化が下げた。一方、今期利益見通しを上方修正を発表したシマノが大幅高となった。東証1部の値下がり銘柄数は1480と、全体の約7割を占めた。値上がりは634、変わらずは66銘柄」■債券堅調(利回り低下0.020%)。「米国の景気回復が鈍るとの懸念が債券買いにつながった。日銀の金融政策決定会合の結果発表を29日に控え、午後には様子見ムードも広がった。新発30年物国債の利回りは前日比0.005%低い0.630%に低下した。27日までに出そろった生命保険各社の2020年度下期の運用計画では国内債の積み増し方針が目立ち、「超長期債の買い材料になった可能性がある」との声も」
(為替)円は104.20近辺。ユーロは122.63/1.1768近辺。対ユーロでも円高。
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