本日（12/31_朝）の その他ニュース

その他ニュース

中国で2020年1月1日に「暗号法」が施行される。暗号が支えるデジタル時代の中核技術「ブロックチェーン（分散型台帳）」を育て、これを使うとみられる通貨「デジタル人民元」の発行に向けた法整備を進める。暗号を国家の安全を守る核心的技術と位置づけ、中国共産党によるインターネット空間の統制を一段と強める狙いもある。暗号法は19年10月に成立した。中国共産党が暗号分野の指揮を執ると明記した。国家の極秘情報を守る「核心暗号」、機密情報を保護する「一般暗号」、政府の情報インフラや国民生活などにかかわる情報に関わる「商用暗号」の3つに分類する。核心、一般は中国政府が厳格に管理する一方、商用暗号を巡っては産業育成に力を入れる。中国の中央銀行である中国人民銀行は、主要国で初めてのデジタル通貨であるデジタル人民元の発行に向けた準備を進めている。金融機関の事務負担を減らし、資金面から国民の監視を強める狙いだとみられる。発行に必要な技術としてブロックチェーンの採用が有力視される。ブロックチェーンとは「ブロック」と呼ばれるデータの単位を鎖（チェーン）のようにつなげて保管する仕組みだ。改ざんを防ぐため、個々のデータは暗号で保護する必要がある。ブロックチェーンの発展には暗号を巡る技術の進歩が欠かせない。暗号法成立に際して中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席はブロックチェーンの育成に国として力を入れる方針を打ち出した。暗号法施行がブロックチェーンやデジタル通貨の推進の基礎をつくるとされるためだ。中国当局はビットコインなど暗号資産（仮想通貨）の取り締まりを強化している。このためブロックチェーンの普及先として、海外送金や、原材料の原産地から製造・流通の工程記録の改ざんを防ぐ製造、物流の管理などを想定している。（日経　記事より）

	その他ニュース（12/31_朝）
国際	01_＊デジタル人民元へ法整備　中国「暗号法」1月1日施行（日経）
	02_東南アジア　域内外から新興企業への投資を深読み（日経）
	03_EU離脱にみる解散力学 英総選挙で一転賛成、法案通す　日本の郵政法案と類似（日経）
	04_イラン、査察制限を示唆　1月上旬にも核合意破り第5弾 欧州と関係悪化のリスク（日経）
	05_世界の注目人物から見る2019年　デモ・環境・IT 「世界のキーパーソン2019」まとめ読み（日経）
	06_米高官「中国と近く署名」、貿易交渉の第1段階合意で（日経）
企業	07_三菱UFJ、2000億円特損　インドネシア銀の株価下落（日経）
	08_「とがった会社」が開く未来　常識を問い直そう 本社コメンテーター　中山淳史（日経）
IT	09_配車アプリ、割引率競う　自社負担で料金2割引きも 顧客囲い込みを優先（日経）
	10_自動運転車はどうやって走るの？（親子スクール）（日経）
	11_グーグル量子コンピューターの本当のすごみ 日経サイエンス（日経）
国内	12_首相と面会、外交・安保トップ急増　財務次官は少なく データでみる首相官邸(3)（日経）
	13_訪日客の地方旅行促す　官民協力、ANAは割安周遊券（日経）
	14_19年の国内新車販売、3年ぶり前年割れ　増税など影響（日経）
	15_経済教室　貧困の現状と対策（下）労働巡る負の連鎖を断ち切れ 小原美紀・大阪大学教授（日経）
	16_炭鉱と原発、労働者を翻弄　記憶遺産の絵師がみた底流 1964→2020（3）（日経）
市場	17_株高けん引「5G」や企業統治改革がテーマに（日経）
	18_NYダウ、一時100ドル超安　持ち高調整の売り先行（日経）
	19_スクランブル　長期投資へ歯車回るか 日本株、還元策など改革進展（日経）
	20_Netflix独走、10年で株価4000%高　2010年代の米上昇首位（日経）