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僕の生きる道

2019-04-28 12:55:37 | 本・占い・ゲーム
懐かしいですよね。この本。あっという間に読み終えてしまいました。ドラマで見ていたので、いったいどんな話だったかな?なんて考えながら読み進めていました。あ~”矢田亜紀子さんの出てるほうか。”と思い出しました。


2003年頃に映像化されていたようでもう16年も昔なんです。時代が過ぎる感覚が変わってきました。話のあらすじしては、主人公が癌になってしまい余命1年と言われます。そこから、無難な人生ではなく、自分に従って充実した人生を過ごし始める。そんな話です。


「生き急ぐ」というと、どこかよくないように聞こえますが、私は生き急ぐ人生の方が好きです。周りの人間は、心配して「はやくねなさい」「やすみなさい」など言いますが、その時間さえもったいないく思います。まあ、寝るんですけどね。充電切れになれば勝手に寝ます。じゃあ、そんなハードな人生なのかと言われたら、そんなことありません。いろいろ言われるのが嫌でしたので従って健康的と言われる人生を生きています。


人は結局一人です。寂しい気持ちになりますが、期待したものが得られない時、人を恨んだりする人間になりたくないですよね。極端ですが誰かのミスをフォローしたとき、「ありがとう」のひとことも、何のリアクションもなかった時むなしいですよね。それが深い事象の時はその分だけ辛くなるのです。特に情(愛情、友情)の対象というものは。


誰かと一緒に行動するのが当たり前な世の中ですが、ずっとは一緒にいられないものです。人は、結婚したり、夢に向かったりすると付き合う人の対象が変わります。蔑ろにしているわけではないですが、一方的に付き合いがなくなったしまったと感じる人も多いはずです。そんな出会いならなかったほうがよかったと私は思いました。その人にとって、”大切な、重要な人ではなかった”と落胆するのです。



”人生があと1年しかなかったら”365日あれば多くのことができます。365日しかないのか、365日もあるのか。どう考えるでしょうか。私は1年あれば、きっと旅に出るでしょう。まだ出会いを求めているんです。出会わなければよかったといいつつも、新たな出会いを期待して、私と出会ってまっすぐに見てくれたあの目をもとめているんでしょう。別れがあるから出会わずにはいられない。そして最後の1か月は、家族や友人と過ごすでしょう。


生きていると後悔や恨みいろんな思いがめぐりますが、限られた人生だと思うと、結局そんなことは些細なことなのかもしれません。だれかの貴重な時間に私が居たらそれだけで喜ばしいことなのかもしれません。人生に限りがあるのに、何もしない人は何もしません。何かすることは必ず、障害が発生します。それはあなたが決めることです。自分の中の第3者を作り、自分の気持ちと対話することをお勧めします。


1.望むことは何か
2.それは自分の理性にかなったことか
3.人の意見に流されていない本質であること


偉そうにそれっぽい事書いてきましたが、これは私の場合であり他の人には当てはまらないかも。考えても、答えのでない事の方が多いです。そんな時は行動してみましょう。中途半端な気持ちであきらめるのが一番よくない。後悔したらすぐ行動!そうすることで毎日が楽しくなる気がします。


ここまで読んでくれたあなたに感謝します。


銀河鉄道の夜

2019-04-22 12:59:36 | 本・占い・ゲーム
目標としていた本もあと2冊となりました。1週間で4冊を目標としていたので、ぎりぎりでクリアしている状況です。「こヽろ」から数えて4冊を読み終え、次に読んでいたのは「銀河鉄道の夜」、ご存知宮沢賢治さんの本です。有名ですが、全然読んだ記憶がなく、もし習っていても覚えていないんです。宮沢賢治のなにか違う話を読んだ記憶はあるのですが、「注文の多い料理店」だったかもしれません。

「銀河鉄道の夜」というと、わたしは「ん?999?」と全然見当違いの話を思い出すほどです。”日本人に生まれたのだから、宮沢賢治の作品の有名作品は是非押さえておきたいところ。”となぜか変な意地みたいなものがありました。めぐりまわって私の手元に来たこちらの作品をようやくしっかり読む時が来たようです。

実際読んでみると、作品は「銀河鉄道の夜」だけではなく、他数作品が収められていました。すべて童話としてつくられており、世界観が突然すぎるので飲み込むのに時間がかかりましたが、それが宮沢賢治の世界観ですよね。「注文の多い料理店」だってそうだったんですから。どうも”歴史的文学”という頭があって、芥川龍之介や、夏目漱石のような当時の現代文学的な面持ちで臨んでいました。

内容としては、子供に読み聞かせできる物語ですが、私の頭が追い付かないところがあり、あまり使わない名詞が多数出てきたり、植物の名前も詳しくなく、わからないことが多かったです。そのたびに調べたりして、次第に調べなくなりました。調べることに時間をとられ、話を想像しながら集中して読むことが難しかったからです。

また横文字の名前も急に出てきて、”世界観はどこなのか”をつかむのにも一苦労でした。頭が思い込んでいると、読んでいて思わぬ世界感であったことに気が付き、私は宇宙の中を歩いていた気分になりました。ようやく脳が世界観に寄り添ってもまだ完全に呑み込めずにいます。この中で、「銀河鉄道の夜」は一番読み進めやすかった作品でした。”途中原稿なし”などの表現があり、残念なところはありましたが、これは致し方ありません。

これは、もう一度読まなければいや何度か読み込まなくては”理解不能”だと思います。最初の短編作品が「銀河鉄道の夜」につながっているのでは?と匂わせているところが、”理解不能でも読み進めてよかった”と感じました。また「解説」と読むと、宮沢賢治が一つの作品を作るのに、まるで料理を作るようにスパイスを入れたり、飾りをつけたり、工作を作るようにカーブをつけたり、穴をあけたり、そんな創意工夫のもと作られたと知りました。

伝わりにくかったら残念なのですが、土台をつくった後に、ここはもっと”こういう要素を入れよう”、”こういう流れをもりこもう”と言う感じです。きっと作品の解説に書いてあるかと思いますので、話だけでなく、解説も読まれることをお勧めします。宮沢賢治の作品と言うのは”芸術作品でもあるのだな”と感じます。



さくらももこ エッセイ3冊

2019-04-20 18:46:06 | 本・占い・ゲーム
最近めぐりまわってきた本の中に、さくらももこさんのエッセイがあります。現在手元に4冊あるのだが、3冊を維持で読み終えたところ。実は、私は「ちびまるこちゃん」が好きで、つい最近までちびまるこちゃんのお茶碗を幼稚園時代から愛用してきました。もはや30年近い付き合いともいえるでしょう。

まんがの「ちびまる子ちゃん」は学生の頃に全巻もっていて何度も読み返していました。あまり知識のないころから漫画本を買い与えられて、月刊雑誌と言う種類の本があることにも驚き、またその「りぼん」と言う少女漫画の中に休載をはさんでいた「ちびまる子ちゃん」が復活したときは、同じ漫画雑誌で連載していたことにも驚きでした。

私の中の「ちびまる子ちゃん」は、独立していたのです。まさか「ママレードボーイ」や「赤ずきんチャチャ」などの同じ雑誌に載っているとは!!

さて、そんな作者のかくエッセイとは、私の中でどこか許せない部分があり長年の間、文学としてよむことがむずかしかったのです。”どうしてエッセイにしてしまったの?”ちびまる子ちゃんは、私の中で永遠の漫画であり、独立した世界観であり、私の幼いころを共有させるような特別なものだったのに、一気に現実実を帯びさせる世界が嫌だったのです。

長年受け入れることのなかったそのエッセイも私の元にめぐりまわっていざ読まない・・・と言うのは、できませんでした。矛盾しているようですが、”さくらももこ”というのは、私の中で特別でした。私も年をとり、ようやく大人として彼女の一部を受け入れる準備ができました。さくらももこさんが亡くなってしまったことも要因にあるのかもしれません。

「あのころ」「ももこの話」「まる子だった」、創刊年は順不同になりますが、この順で読みました。実はまだあと一冊読みかけなのですけれども・・・。どれも、読みだすとさくらももこさんの幼少期の想い出が鮮明に記録されたように書かれており「ちびまる子ちゃん」としてのさくらももこさん、本当のリアルなさくらももこさん目線からの記述が交差しながら愉快に読める作品でした。ああ、こんなこと漫画であったな、とか、そういう意味です。

また自分を重ねて、幼少期にわたしも”まるちゃんみたいだ”と家族から言われたことから、私はこんな風ではなかったな・・・とか、どうどうと自分の意思を通すまるちゃんに尊敬したり、いろんな思いがめぐりました。私は似ているようで似ていない。こんなに意思をはっきり出せる子供なんかじゃなかった。そう思いながら本を読み終えました。

大人になって、同じ目線で今、本を読めるようになったと感じます。読んでみて、このエッセイは、今しばらく保管しておこうと思いました。大人になったちびまる子ちゃん世代に今一度、手に取ってあの頃を重ねてもらいたい作品でです。

さくらももこ先生、お亡くなりになられて残念ですが、今も私たちの心にあなたがいて、まだ人生を共にしているきがします。素晴らしい作品をありがとうございます。過去形なんてできないです。これからも、大切にしていきます!

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。


こヽろ (こころ)/夏目漱石

2019-04-17 14:07:02 | 本・占い・ゲーム
物の整理をしているときに、家族から本を譲られる時があります。ものを減らしてるのに、ここでもらってしまう私も悪いのですが、読んでみたかった本に出会うと”チャンス”だなと思わざるを得ません。

今回、処分するにしても縁あってめぐりまわって私のもとに現れたのは、「こヽろ」は夏目漱石の作品です。夏目漱石は今の若者にとってどんな存在なのでしょう?私の世代ではいまだに”千円札の人”でもあると思います。もしくは「ぼっちゃん」「吾輩は猫である」の作者として有名ですよね。意外と読んだことがなく教科書でも少し触れるだけだったりしてよくわからないけど有名な人と言うのが私の中の人物像です。

wikipediaによると、彼は自分の「”あばた”を気にしていた」とされていますが、印象としては全然ないんですよね。写真を当時は修正しておりその様子がわからないということでした。う~ん、たとえあばたがあっても、容姿は美しい方だと思いますけどね。

話はそれましたが、この度「こヽろ」を読んでみて非常に読みやすい本であり、また長いようで短い作品でもあると感じ得ました。だらだらと何がかきたいのかと思えば終わってしまう、少し私には物足りないと感じましたが、それが「こヽろ」と言うものなのでしょうね。人の難しい感情に注目し思春期というか、複雑な感情の様子を丁寧に書かれた作品でした。

”複雑な感情の様子”について今少し掘り下げると、楽しいだけの物語ではなく人間味ある人と人が語るに難しく、答えなどない、生き様というのでしょうか。脳みそのパンクしそうな思いめぐらしてしまう哲学ともいえそうなことをつらつら書かかれていと言うところです。

私の友人にそのような感情を出す人はおりませんし、話しても困惑するだけでしょう。この作品にはそのようなどろどろ、イライラ、どっちつかずの誰かに道を示してほしいような、何かを投げ出したくなるそんな気持ちが書かれており、読むとそれらを共有しているようで自分の中の感情を整理しやすくもなるような心持でした。

少ない登場人物であるのも特徴であり、魅力的なのかもしれません。華やかで動きのある作品ではありませんがそれがこの作品の良いところだと感じました。動きのある作品は確かに面白く、漫画のように続きが早くよみたくなったり読む速度もあがります。最近は、いえ昔からなのだと思いますが、私はこのように静かに心動きを重ねる作品にひかれているのかもしれません。

最後にささっと紹介。
一人の若者が、ある男性に出会い、自然と興味をもち仲良くなります。男性は何かの先生と言う人ではなかったのですが「先生」と主人公は呼び、先生はひとりで月に1度一人で墓参りに行く。だれの墓かと問うても答えはしない、やがて不思議な男性の素性が明かされていく


つたないご紹介にここまでお付き合いくださり有難うございます!