蓮出汚泥

「衆生病めば則ち菩薩も病み、衆生の病い愈ゆれば菩薩もまた愈ゆ」

搾取されない生き方

2020-09-15 23:51:00 | ビジネス

時は金なりというが、他人の時間を奪う人は、他人のお金も平気で奪う。


例えば。


知り合いがあなたに臨時の仕事の依頼をしてきたとしよう。


これはよく聞く話だが、知り合いだから許されると思っているのか、経営者であるにも関わらず報酬を支払わない人間がいる。


相手が年長者で他の周囲の人達とも繋がっていたりすると、無碍にもできずタダ働きで終わるというケース。


あなたは仕事現場までの交通費を支払い、小さな子供を持つ母親であればベビーシッターに高額な料金を支払わなければならないかもしれない。


義母に子供をみてもらう場合は、義母はあなたの家に来るまでの交通費やら孫へのお土産の出費を負担し、あなたは義母に少しでも良い嫁と思ってもらえる様、

部屋を隅々まで掃除し、もてなしのお茶菓子や義母分の食材を購入するかもしれない。


そしてその経営者は、あなたの時間だけでなくお金も奪っていることに最後まで気付かないのだ。


他人を平気で搾取する人間というのは意外と居るものだ。


そういう人間は、圧倒的に想像力が欠如しているのである。


相手の立場になって物事を考えられない、思いやりのない人間なのである。


恐らく、あなたが勇気のある人であれば次に同じ依頼が来ても理由をつけて断るだろう。


相手への信頼感も確実に失せるだろう。


苛立つことはない。


そういう人間はあなただけでなく、他の人達からの信頼も失い孤立するだけである。


まともな人は相手にしないだろう。


放っておけば良いのだ。


悔しいかもしれない。


でもこれも一つの学びと思い、人間関係を整理するチャンスと思えば良いのだ。


学びを糧にし、今度は同じような悩みを抱えている人の相談に乗れば良い。


ブログのネタにするのも良いかもしれない。


あなたの周囲からの信頼度は上がり、あなたの書いたブログに書籍化の話が来て思いがけない収入が舞い込むことになるかもしれない。


とにかく、ネガティブに思える経験も無駄にしないことだ。


他人を大切にしたければ、まずは自分を大切にすることだ。


自分を大切にできない人間に他人を大切にすることなどできない。


我慢しすぎて自分が弱ってしまっていては、他人を大切にする余裕も無くなってしまうだろう。


あなたを大切にしない人とは、とにかく関わらない・相手にしないに限る。


理由をつけてお逃げなさい。