三つ子の魂百までとも言うが、
人間の育った環境というのは、その人に大きな影響を与える。
幼い頃から競争をさせられて育った子供というのは大人になっても常に周りと自分とを比較し、一喜一憂しているものだ。
またその親と同様、他人同士を競わせることを好む傾向にある。
それはそれでその人の成長が促されるという意味では良いのだろう。
しかしこれが行き過ぎると他人の首を絞め、
自らの首をも絞めることになりかねない。
何事も勝ち負けで決めようとする感性の人間になり、結果的に他人軸で生き続けることになるのだ。
こうなってしまうと常に周りの目を気にし、評価されることを求めようとする。
思い通りにならなければ自暴自棄になる、もしくは他人のせいにし、自分を評価してくれない相手に不満をぶつけようとする。
評価されるている人間に嫉妬し、足を引っ張ろうとする者も出てくるだろう。
万が一その様な人間が現れても、相手にしないことだ。
こうした相手の性質が理解出来れば腹も立たないだろう。
決して同じ土俵に立ってはならない。
※競争が好きな人は競争社会に身を置き続ければ良いだろう。
好きでなければそうした世界から離れれば良い。
穢れを嫌う人間は大抵後者を選ぶものである。
(次回に続く)