長いあいだ年賀状を交わしてきた友人から今年はまだ来ていないなあと思っていると、
その奥さんから、彼の訃報を知らせる寒中見舞いが届きました。
昨年の霜秋の頃に肺炎で他界されたそうです。
同じ地方大学(互いの出身県は異なる)の同じ学科を卒業し、
同じ東京の会社に就職し、東京での下宿も近所で、
何回も酒を酌み交わしたことのある友でした。
年賀状にはお互いに「いつかまた会いましょう」と何度も書きましたが、
会社を退職してそれぞれの地元へ帰って以後、
実際には半世紀近く会わずにきました。
それも最早叶わぬ夢になってしまいました。
寂しい。悲しい。