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女王が帰還、キム・ヨナが世界選手権優勝
キム・ヨナが完ぺきな「レ・ミゼラブル」を演じ、2013フィギュアスケート世界選手権大会で優勝した。
キム・ヨナはこの日、女子シングルのフリースケーティング部門で24人の出場選手で最後に出場し、148.34点を獲得してシングルショートプログラムの69.97点と合わせ218.31点となり1位となった。小さなミスもない完ぺきな演技だった。
これでキム・ヨナは2009年のロサンゼルス大会から世界選手権大会では4年ぶりの優勝となった。世界選手権大会ではないがキム・ヨナは昨年12月にドイツ・ドルトムントで行われたNRW杯シニア女子シングルでも201.61点を獲得し優勝している。
イタリアのカロリーナ・コストナーはシングルフリーで131.03点を獲得しシングルショートの66.86点と合わせ197.89点で2位となった。前日のシングルショートプログラムで6位にとどまった日本の浅田真央は3位を記録した。
(フィギュアスケートニュースより)
女王が帰ってきた。いや、帰ってきただけじゃない。もっと大きくなって帰ってきたように思う。
フリーの演技はまったくすばらしいものだった。バンクーバー以上の演技など望むべくもないと思っていたが、この日の演技はそれを超えたものだった。まず演技のスケールがものすごく大きくなった。ジャンプもスピンもスケーティングも、演技の大きさの中にすっぽり収まって心地よく息づいているかのようだ。
この日の彼女の演技を見て、他の選手と比較を行ってきた自分がひどく惨めに思える。
彼女にこんな演技をやられては、正直、他の選手の演技はどれもチマチマして小さく感じられて仕方がない。
フィギュアスケートに惹かれだして熱心に見始めた頃、”キムヨナは不世出の天才”と書いたりした。その後、いろんな選手を見ていくうち、次第にその言葉は引っ込んできていたが、この演技を見てあらためて感じた。
”キムヨナは不世出の天才だ”と。
氷上でこれほど豊かな”詩情”や”物語”、しかも”感動”をつむぎだせる選手は他に見当たらない。