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‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(20、高麗大)がグランプリ大会は出場せず、世界選手権にオールインすることになった。
カナダ・トロントで現地練習をしていたキム・ヨナはアイスショー「三星(サムスン)エニーコール・ハウゼン2010オールザット・スケート・サマー」(23-25日、KINTEX特設リンク)出場のため、19日午前、仁川(インチョン)空港に到着した。
キム・ヨナはこの席で「今シーズンはグランプリ大会は出場しないことにした。アジア競技大会の出場も考えていない。世界選手権大会(日本、3月21-27日)には出る」と明らかにした。
キム・ヨナは今季、中国・北京で開かれるグランプリ第3戦(11月5-7日)とロシア・モスクワで開催されるグランプリ第5戦(11月19-21日)に招待されたが、結局は出場しないことを決めた。以前は10月からシーズンを始めたが、今年はフィギュアシーズンが終わる2011年3月ごろシーズン初大会を行う見込みだ。
プログラム準備日程にも余裕ができた。キム・ヨナは「まだプログラムを確定していない。ショートかフリーのうち一つはスペイン風のプログラムにしたい。タンゴの雰囲気を演出してみたいが、アイスショーが終わってトロントに帰ればコーチと相談する」と述べた。
オリンピック後の目標喪失に対する懸念については「選手生活は長いが、まだ経験していないジャンルが多い。やりたいプログラムは無限大で、アイデアも多い」と一蹴した。
キムヨナ選手はランナーでたとえると、中距離走者だ。短距離走者にフィギュアスケートはこなせないと思うから中、長距離から選んだのだが、決して長距離走者ではないと感じる。
前から思っていた。飛び出しはいいのに、演技のシャープさが持続しない印象を抱いたこともあった。グランプリシリーズは三ヶ月で三つ試合をこなすことになるが、彼女自体のローテーションとしてはややオーバーペース気味なのかもしれない。
どっちかといえば天才肌で、徐々にコンディションをあげていくというより、彼女は目標のひと試合にぴたりと照準を合わせられるタイプの選手と見ている。フィギュアスケートを長い期間見続けていたい一ファンとしては残念なことだが、彼女は彼女のペースでオリンピックを目指してほしいと思う。
とはいえ、グランプリシリーズのファイナルには出なくてもいいから、コンディションを整えていくつもりでひと試合くらいには出てほしかったのだが・・・。
しかし、すでに堂々たるオリンピックチャンピオンなのだから、この年からいきなりフルに動き出す必要もない。次を見据えながら、あわてず、ゆっくりと演技の構想を練り上げていけばいいのだろうと思う。イメージができあげればそれを的確に具現化できる演技の力量はオリンピックで立証済みだ。
三月までは長く感じるが、装い新たなキムヨナワールドを気長に待つとしよう。
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