IVEウォニョンの「SKテレコム」新CF映像と妄想ドラマ

IVEウォニョンの「SKテレコム」新CF映像と妄想ドラマ
IVE Wonyoung's "SK Telecom" new CF video and fantasy drama



IVEウォニョン「SKテレコム」新CF映像公開 – 白ポメラニアンと共演




★　IVE「チャン・ウォニョン」が出演する、「SKテレコム」のCF映像が公開されました。
　映像は新サブスクサービス「T宇宙」の魅力をアピールする内容。白ポメラニアンと戯れる愛らしいウォニョンの姿が収められています。

　うむ…、ここの写真と映像を見ていて、どうせ妄想を持つなら誰もが羨む爽快なものでありたい。
　彼女と戯れたり抱かれたりして喜んでる白ポメ君を妬かせる存在でありたい。

　カーテンを開け放った部屋からビルの立ち並ぶ街並みが広がっている。青い空の下、街並みにはうっすら霞がかかっている。

　部屋に流れ込んでいるのは、夕暮れの気配を偲ばせる影の長い日差しだ。
　ぬいぐるみの風船は彼女のメッセージを携え、今しがたひとり旅に飛び出していった。

　ヘリウムガスは海を渡れるように目いっぱい詰め込んで送り出した。

　風船が程よく遠のいてから、
「ほら、おいで。抱っこしてあげる」
　と彼女。

　抱っこされ、頭を撫でられる白ポメ君は彼女にじゃれついた。ほっぺに口を寄せたりして嬉しそうだ。

　カーテンのこちら側のソファに実は1人の人物がいる。

　彼女がバルコニーで白ポメ君と遊びだした時は、しばらくその様子を眺め、笑顔を見せたりしていた。

　だが今は、傍らに珈琲の香りを漂わせ、彼女らを耳で気にしつつも学術書に目をやっている。

　じつは高名な学者とでもしておこう（でないとグローバルなスターになりつつある彼女に似合わない）。

　この場合、父であっても兄であってもここの空気に合わない。

　夫なんてのは映画やドラマ仕立てでも、若い彼女には失礼だ。

　彼氏がいちばんふさわしい。
　ソファーに座っているのは何を隠そう自分（？）なのだ。何十年も歳月を戻した自分なのだ。

　彼氏はブランド物の腕時計に目をやり、彼女に声をかける。
「今日の晩餐は郊外に出ようか？」
「いいわね。そうしましょう」
「車は何にする？　ベンツがいい？　それともランボルギーニがいいかな」

　彼女は彼氏を見つめ返す。

　尋ねてくる。
「あなたの頭の中はベンツじゃなくて、ランボルギーニの一色じゃなくて？」

　彼氏はコーヒーカップをテーブルに戻した。
「どうしてそれを？」
「だって私の中にはあなたの心がいるんだもの」
「…」
「ランボルギーニはあの新庄監督が乗っていた車でしょ？　新庄監督はあなたがファンだった選手の1人ですものね」
　彼氏はうろたえる。
「そうだ、そうだったね。コホンコホン」

　軽く咳き込んでしまう。

「当然、これも分かるわ。あなたは10年物のヴィッツに乗って勤めに出ている。それにあなたのいる場所は千葉の…」

「そ、それは」
　その時、家のインターホンが鳴った。

「は～い」
　現実が戻って来て、慌てて応対に出る。
　ドアを開けると近所の女性は言った。
「町内会費の件でお邪魔しました。お休みの日にすみません」

　夏のイベントの話も付

け足して女性は玄関前の小道を下っていく。

　ドアを閉めて部屋に戻ると解像度の高いモニタの中に彼女の姿がある。
　彼女の声は空しく部屋の中を響き返る。
「ここから出るにはどうしたらいい？」

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