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第69回NHK杯将棋対局 行方九段VS木村王位戦から
NHK杯将棋対局、行方九段VS木村王位戦を楽しんだ。準決勝に向かう最後の対局である。
準決勝に勝ち上がっているのは、深浦九段、斎藤慎太郎八段、稲葉八段の3人。最後の席を目指しての一局だった。
対局があると気づいたのは午前11時頃。
テレビを付けたら意外な展開となっている。木村王位が飛車先から仕掛け、先手の行方八段が受けている。
これが旧来型というか、よく見て来たどっちも引かない肉弾戦の将棋で面白かった。
行方八段は木村方の飛車の成りこみを許して果敢に攻める。
途中、王手金取りの桂打ちの時点では、「これは先手がうまくやったかな…」と解説で登場した中川大輔九段に言わせるが、ここから木村王位が反撃含みの強い受けを連発、混戦にもつれ込む。
最後、木村王位が2九竜と走って、「さあ、寄せてみろ」と局面となるが、これが「どうだったかな…?」と中川九段。
木村王位もこの手は「”危険な一手”と認識していたようだ。局後の感想で「他にいい手はなかったと思うんだけど…」と語っていた。
見事だったのは行方八段。彼は大山康晴門下で粘り強い将棋が持ち味の棋士。木村王位に「寄せてみろ」と下駄を預けられ、短い秒読みの中で長手数の詰将棋を披露してくれた。
それが簡単でなかったのは、局面の進む中で解説の中川九段が「詰むかな…一手足りないかな」と幾度か口にしていた点からも窺える。
最後の段階にきて視野が開け、「行方八段は読み切ったね」と中川九段が即詰みを認めたのは局面がだいぶ押し迫ってからだった。
木村王位にとっては無念。行方八段にとっては会心の一局だった。
自分もこの将棋にはついていけた気がして感激を味わった。
前日、斎藤慎太郎八段対藤井七段戦では、藤井七段の危ない攻めがさっぱり理解できず、そのまま勝ち切っても置いてけぼりを食った感が今日まで抜けなかった。
若手の読みの深くもぐった将棋も現代将棋もよいが、昔の棋風を残すベテラン同士の将棋もいいかなと思った次第だった。
木村王位がひょっとするといつにない将棋をやって、テレビの前に座る将棋ファンにサービスしてくれたのだったかな…?
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