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練習に打ち込むキムヨナ

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キム・ヨナ、フォーブスのベストドレッサーに選出

 バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子金メダリストのキム・ヨナ選手が、米経済誌フォーブスのベストドレッサー(アスリート部門)に選ばれた。同誌の電子版が9日、明らかにした。
 フォーブスはキム・ヨナについて、韓国のスーパースターで、世界で最も所得の多い女性アスリートだと紹介。非常にスタイリッシュで、大胆でトレンドを取り入れたスケート衣装はブログなどで話題になると伝えた。
 また、大学に初登校する際に着た黒いブレーザーやTシャツを取り上げ、ブランドを知りたがる若い女性からの問い合わせが百貨店などに相次いだと紹介した。
 アスリート部門のベストドレッサーにはキム・ヨナのほか、元イングランドサッカー代表のベッカム選手、女子プロテニスのシャラポワ選手ら15人が選ばれた。アジアではキム・ヨナが唯一。
【ソウル10日聯合ニュース】

 オリンピックで金メダルを取ったキムヨナはこれからも厳しい戦いをしていかなければならない。現役を宣言して、今まで以上に勝ち続けることを求められるフィギュアスケート界の女王だ。
 シーズンもたけなわだし、こんな風に女性らしい姿よりは練習で汗を流している彼女を見たいと考えるが、それではニュースのインパクトも弱いということなのだろうか。
 しかし、スーパースターの仲間にされているわけだし「まあ、いいか」と思いながら記事を眺めたら、ここに名前の挙がっている元イングランドサッカー代表のベッカムや女子プロテニスのシャラポワは、人気面ではともかく、名実共にとなるとスーパースターの称号を与えるにはいささか線が細い。サッカー界にしてもプロテニス界にしても、彼(彼女)ら以上の実績を誇る選手はほかにけっこういる。
 まあ、(アスリート部門)のベストドレッサーであるから、有力選手が横並びであるなら、見栄えがよくファッション界が沸き立つような選手を選んでくるのは当然といえば当然かもしれない。
 その点、キムヨナはらくらくとそのハードルを超越する。
 スケートの選手なのに、衣服はどんなのを着ても似合う子だなというのは前から思っていた。Tシャツでその辺の娘になるかと思えば、装えば装うほどきれいにも華やかにもなることができる。不自然というのがない。どちらかというと原色を好むらしい彼女はそういう女性である。
 ある時、歌うのを見て、「あれ? 歌もうまいんだな」とも思った。トレーニングで飛んだり走ったりするのを見て、その身軽さにスポーツするために生まれてきたような子だな、とも思った。どんなことをしていても存在感がある。それがキムヨナというアスリートなのだ。
 ベストドレッサーに選ばれたからと言って、彼女に特別な感慨はないだろう。質問を受ければ何か答えるだろうが、彼女にはどうでもいいことだ。選んだ服が似合った。注目された。それだけだ。
 
 彼女は今日も練習に打ち込んでいる。
 そんな彼女のもとにその報がもたらされる。彼女は汗を拭きながら答える。
「そうですか。どうもありがとうございます」
 彼女はその一方で考えをめぐらしている。
「さっきのスピンの入りのところ・・・もうひとつリズムがよくなかったなあ・・・」
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