雨の記号(rain symbol)

期待以上の成長続く「GFRIEND」




 期待以上の成長続く「GFRIEND」


“音楽番組1位”の「GFRIEND」、米ビルボード・ワールドアルバムチャート7位に!

 ガールズグループ「GFRIEND」が米国ビルボード・ワールドアルバムチャート7位にランクインした。
 「GFRIEND」の1stアルバム「LOL」は20日午前(日本時間)公開されたビルボードワールドアルバムチャートで7位を占めた。
 「GFRIEND」はことし1月に発表した3rdミニアルバム「SNOWFLAKE」で発売当時、同チャートで10位内にランクインしたのに続き、今回も7位に入った。
 一方、「GFRIEND」は1stアルバムタイトル曲「NAVILLERA」で活動中である。国内の音源チャート1位はもちろん、SBS MTV「THE SHOW」で1位を獲得した。
(K-POPニュースより)


 デビュー以来、「GFRIEND」は期待以上の働きを続けてきている。
 ただ、学園ソングでデビューしてきたから、同世代から人気を一時的に集めたとしても長続きはしない不安を当初は漂わせていた。
 韓国では高校世代のバイト文化が日本ほど熟してるとは思えない。それは彼らが自由にできる金が少ないのを意味する。
 日本では学園ソングが大きなブームとなった時代を持つし、ビッグな歌手も生まれたが、韓国は学園ソングで人気を出してビッグになった歌手など聞いたこともない。したがって受け手の中高生がどれほどのファンダムを形成してくれるのか。
 多くのガールズは痩せた畑には見向きもしないでいる。多様多層の働き始めた若者を意識した音楽で勝負してくるのもそのせいなのだ。だのに「GFRIEND」は制服やスポーツウエア姿で、あえて中高生の世代を意識しながらデビューしてきた。
 「GFRIEND」にとっては大きな冒剣だった。

 しかし最初のヒットを分析すれば、同世代らの心を動かすのには成功したようである。ただ、多くの心を動かせば大ヒットだったが、そうはいかなかった。しかし、一定層の支持は受けたし、スタートとしては上々だった。
 問題は次の曲だったが…2曲目のヒットはたぶん運に助けられた。雨中の転倒ステージがそれだ。あれが中高生たちの共鳴現象を生んだ。学校の登下校、色々の運動その他で、雨に降られてびしょ濡れ経験の一つや二つは誰にもあろう。中高生にとって通過儀礼みたいなものだ。  
 学園ソングを歌う「GFRIEND」のステージに自分の記憶を重ねた者は多かっただろう。辛うじてヒットしたことより、このエピソードが大きかった。
 年が明けてのカムバック曲(Rough)が大ヒットする伏線となったからだ。
 茶の間の視聴者らの胸に、”雨中の転倒ステージ”が留まっていなかったなら、この歌も卒業シーズンの”いい歌”どまりで終わっていただろう。
 雨中の転倒ステージ”に躍動感溢れる”郷愁”パフォーマンス…視聴者の中には自分の青春を重ね、涙まじりでこの歌を聴いた者もいたのではあるまいか…?

 (Rough)は自分にとって今も”青春郷愁”の覚めやらぬ一曲となっている。

 もちろん「NAVILLERA」も疾走感のあるいい音楽だ。
 ビルボード・ワールドアルバムチャート7位にランクインした、のも頷ける。



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