雨の記号(rain symbol)

抒情期を過ぎて…(少女時代)2011年8月





抒情期を過ぎて…(少女時代)2011年8月
After the lyrical period... (Girls' Generation) August 2011


 新潟、韓流ライブ映像から(少女時代)

「KARA」、「少女時代」など12組、新潟でK-POPライブを開催

K-POPが東日本大震災の余波で不安な日本の地方都市に活気を吹き込み、勇気を与えた。
 韓国MBC創社50周年記念特別企画「K-POP All star Live in Niigata」が20日、日本全国から約4万5000人のファンが集まる中、新潟県の東北電力・ビッグスワンスタジアムで開催された。
 この日の公演は、韓国ガールズグループ「少女時代」のスヨンとティファニー、ユリが共同MCを務め、イベント前には「少女時代」と「KARA」をはじめ、「2PM」、「BEAST」、「CNBLUE」、「Secret」、「2AM」、「4Minute」、「SISTAR」、「TEEN TOP」、「INFINITE」、「NORAZO」など出演者12組全員が参加し、公式記者会見も開催。東日本大震災の被災者を想い、黙とうを捧げた。
 この席で「少女時代」のテヨンは「被災者の皆さんに少しでも音楽を通じて、力になれたらうれしい」と述べ、「KARA」のギュリも「意味深いコンサートを共にすることができて光栄」と感想を伝えた。
 東日本大震災の復興支援イベントを兼ねた今回の公演の最初のステージは「2PM」が飾り、16日に羽田空港で入国拒否に遭った「BEAST」も前日に新潟空港から入国し、華麗なパフォーマンスを披露した。
 人気ガールズグループ「KARA」と「少女時代」も雨が降る中、それぞれ4曲のヒット曲でファンらの声援に応えた。また、「CNBLUE」のチョン・ヨンファと「少女時代」のソヒョンのデュエット曲など特別公演も準備され、ファンらに特別なスタージをプレゼントした。
 最後に、全12組62人の出演歌手は、観客と共に民謡アリランを歌い、約3時間に渡った感動の公演を終えた。
 一方、この日の公演には、東日本大地震で被害に見舞われた中高生200人を無料で招待。Tシャツをはじめ、記念品やチケット販売などの収益金の一部は、東日本大震災および新潟県被災者に対する支援金として寄付される予定だ。
(K-POPニュースより)





 新潟の韓流コンサートは雨にたたられる悪天候にもかかわらず、会場にはたくさんのK-POPファンが押しかけた。オープニングを2PMが飾り、ラストを少女時代でしめるまで、K-POPを代表する歌手たちの3時間に及ぶ競演だった。少女時代のラス前ステージをKARAがつとめるなんて、これから先あるかどうかわからないほどの豪華リレーだ。
 会場を埋め尽くした多くは若い女性ファンだった。だが、若い男性も年配者も少年少女と言っていいほどの若い子らもそれなり目についた。若い女性ファンに端を発したK-POPの潮流は、他の世代や男性層にも確実に浸透していってるのだなと実感させた。
 ステージも客席も一体化した盛り上がりだった。照明の角度やなんかでこんなに雨が降っているのかと驚かされたりしたが、出演者も観客らもそんなハンディはまるで感じさせなかった。
 KARAは「ルパン」「ジャンピン」「ミスター」にこの夏のヒット曲、「GOGOサマー!」を熱唱した。
 「GOGOサマー!」を歌っている時、観客の声援と乗りは最高潮に達した。
 KARAのメンバーらは、メインステージから前方にせりだした通路を歌いながら歩き、手を振ったりしながらファンとの身近な交流を楽しんだ。ステージの始まりの頃は硬い表情だったク・ハラもこの時はもう弾けるような笑顔になっていた。最初は動きも重かった。寝不足のような疲れもステージで吹き飛んだのかもしれない。


 最後のステージを飾ったのは少女時代だった。
 CNBLUEのチョン・ヨンファと仮想夫婦のステージを展開したソヒョンも本元の少女時代に戻って歌った。MCをつとめたスヨン、ティファニー、ユリも本元の一員として歌った。
 KARAに以前の明るさと元気さが戻ったとするなら、少女時代にはひと月半以上に及ぶジャパンツアーを成功させた自信と落ち着きが感じられた。
 大阪城ホールからマリンメッセ福岡に至るコンサートツアーによる彼女らの成長ぶりには目を見張るものがあった。
 この期間に彼女らが歌ってヒットさせた歌には「The Great Escape」 「MR・TAXI 」「Bad Girl」などがあるが、この夜のステージでこれらは披露されなかった。
 それらの歌とここで披露された歌を聴き比べることで、彼女らの著しい成長を感じ取ることが出来たように僕は思う。
 ここで歌われた「Gee」は彼女らの可愛さ、「OH!」は育ち盛りの溌剌さ、「Hoot」は女としてちょっと背伸びした感じが伝わってくる歌だ。
 こういうことが言えるのは「The Great Escape」 「MR・TAXI 」「Bad Girl」などを聴き始めているからである。このへんの彼女らからは前者のシンプルなイメージより、大人の女の妖艶さや神秘さが漂いだしているからだ。その狭間でニュートラル状態にあったのが「Run Devil Run 」と言えるかもしれない。
 「Gee」の歌いだしをやるのはソヒョンだ。ステージの掌握を難なくこなすようになったティファニーのアドリブ的セリフなどに続いて、彼女が歌いだした時、
僕は苦笑というかはにかみというか、そういうものを覚えてしまった。そこにいるのはもはや無邪気であどけないソヒョンではない。大人の女の美しさや陰影をかもしだし始めたソヒョンだ。
 どうやら、僕が覚えたのは「こりゃ、きついな」という感覚だったらしい。
 よくよく観察してみると、みんなどことなくはにかみ加減で歌っているように思える。真剣に歌おうとしてもこれを溌剌と歌った頃に戻れるわけもない。肝心の初々しい容姿が今はないのだからどうにも致し方ない。歌のプロであるだけに彼女らはそれを強く感じていたことだろう。
 それらのギャップを感じたかどうかは分からぬが、ファンたちはもちろん大喜びのようだった。
 しかし彼女らは、ちょっぴりのはにかみ加減でこれを歌っていくことになるのだろう。
 
 抒情期を過ぎ、大人の女に踏み込みだした彼女らがどんな音楽を展開していくのか非常に興味深い。



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