雨の記号(rain symbol)

66回NHK杯戦(久保利明九段 vs 橋本崇載八段)から

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 解説の山崎八段は対局の戦型について、久保九段の振り飛車に対し橋本八段の居飛車の予想を立てた。
 それは見事外れた。逆に橋本八段の振り飛車対久保九段の居飛車という構図になった。
 各棋士の癖や戦術を知っているプロ棋士でも、戦型予想をするのは難しいようである。
 双方とも不慣れな戦型で戦う格好となり、見ている分には愉快さの漂う将棋となった。奔放な将棋を好む山崎八段の解説はいつもより滑らかに感じられた。
 山崎八段によると先手の久保九段が着実にポイントを稼ぎ、少しずつリードを広げていく展開になった。
 流れは完全に久保九段のペースとなった。先手陣に馬を作ったものの駒ひとつ取れず、飛車の動きを制されている後手の橋本八段は苦悶の表情をつくり、天井に目をやったりため息をついたりしている。
 竜や馬ににじり寄られ、ジリジリとリードを広げてるように見えた先手だったが、一瞬のスキをついて後手が勝負手を放った。
 7九馬で金と刺し違え、2一金と竜取りに打った手がそれ。と金が後ろにいて2二の竜は逃げられない。
 それは百も承知とばかり竜取りに馬を寄せるが、金で飛車を取って橋本九段は勝負の形を作った。先手の守りは意外と薄い。駒さえ持てば剥がして勝負に持ち込める形だ。
 飛車を持って楽しみの増えた橋本九段は、先手の攻めを冷静にしのぎながら相手陣への距離を詰めていった。
 先手が快調に後手陣の動きを制圧してる時、華麗な捌きを見せない久保九段に、解説した順をはずされた山崎八段は思わず口にしていた。
「久保九段は居飛車になると攻めが重厚になりますね。この方がいいのでしょうか。これでよければ万全なんでしょうが…」
 久保九段はいつの間にか橋本八段の重厚な将棋のペースに引き込まれていたのだろうか。
 次第に戦況が悪くなって久保九段は攻防を兼ねた粘りの将棋を見せたが、橋本八段の冷静な応手にあって力尽きた。
 終わってみれば橋本八段が劣勢から勝負手を放って先手のペースを乱し、大逆転で勝利をもぎ取った一局となった。
 




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