見出し画像

雨の記号(rain symbol)

試金石の来年三月

<フィギュア>キム・ヨナが心境吐露…「4年間、問題がなかったわけでない」
English Version
한국어


 「礼儀に背く行動はしていない」。キム・ヨナがブライアン・オーサー・コーチとの決別と関連し、ミニホームページで心情を明らかにした。 24日、自分のツイッターで「B、お願いだから嘘はやめて」という短いコメントを載せた後、翌日、長文を載せた。

キム・ヨナは25日午後、自分のサイワールドミニホームページに「こんにちは」と題した文を載せた。 「ずっと我慢していたが、これ以上黙って見ていられないので文を載せる」と書き始めたキム・ヨナは「私だけでなくブライアン・オーサー・コーチを含め、この件に関係するすべての人たちが真実を知っている」と述べた。

キム・ヨナはオーサー氏がメディアに「キム・ヨナの決定ではなくお母さんの決定のようだ」というニュアンスでインタビューをしたことに関し、「私はもう子どもではない。 とにかく私のコーチであったし、一緒にしようと、別れようと、それは私が最終決定すること」と一線を画した。 母親の言いなりになっているのではないということだ。

キム・ヨナは「難しい時期に一緒になって支えてくれたコーチを捨てたのでは」という一部の非難を意識するかのように、「私たちは慎重にしてきたし、相手に対して礼儀に背く行動はしなかった」と強調した。 また「約4年間、表面上に映っているように何の問題もなく、楽しく練習をしてきたと思いますか」という言葉で、これまで少なからず不和があったことを示唆した。 しかし「その過程は話したくないし、話す必要もない」と詳しい説明は避けた。


オーサー氏とのインタビュー「ヨナのお母さんがもう教えるなと言った」

中央日報は24日午後、ブライアン・オーサーコーチ(カナダ)に電話でインタビューした。
数回かけた末、ようやくつながった通話でオーサーコーチは「自らキム・ヨナの指導をやめたのではなく、彼女の母親がやめるよう言ってきた」と何度も強調した。「(カナダ時間)早朝なので長くは話せない」としながらも記者の質問にきちんと答えてくれた。
オーサーコーチは「(ヨナの母親から)これ以上ヨナを指導できなくなった理由に対して聞くことができなかった。巷に流れるように浅田真央(日本)の指導をするという推測は事実ではない」と述べた。

次はオーサーコーチとの一問一答。

--キム・ヨナ指導をやめるということが事実か。

「私がやめたのではない。彼女のお母さんがやめるように言ったのだ(I didn't stop teaching her.Her mother stopped)。」

--どういうことか。

「今から3週間くらい前の8月2日。クリケットクラブでキム・ヨナの母親、通訳、キム・ヨナのマネジャー(チェ・ヘジン)、トレーシー・ウィルソンらとミーティングをした。その場でキム・ヨナの母親が『あなたはこれ以上ヨナを教えないでほしい』と言った。トレーシー・ウィルソンも、もうキム・ヨナを指導しない。その後3週間たって報道資料を通じて事実を知らせることになった」

--理由を聞いたか。

「ヨナの母親がその理由を言うか。理由は言ってくれなかった」

--その後、どんな変化があったか。

「特別な変化はなかった。その後も毎日、アイスリンクでキム・ヨナに会った」

--キム・ヨナのコンディションはどうなのか。

「昨年ほどではないが相変わらず良いコンディションを維持している」

--浅田真央を指導するようになるといううわさがあるが。

「事実ではない」

--クァク・ミンジョンの指導はどうなるか?

「クァク・ミンジョンもこれ以上指導しない」

--キム・ヨナに言いたい言葉はあるか。

「彼女は若いが良い技術を維持している。今後ともフィギュアスケーターとしてもっと発展することを祈る」
(ニュース記事より)


 キムヨナ選手とオーサーコーチとの間に何があったのか、は具体的にうかがい知ることはできない。しかし、気分としては何となくわかる。
 いい師匠といい弟子の関係はいろんな形を取るだろうが、二人の場合、オーサーコーチの柔軟な発想に基づいた指導法とキムヨナ選手の負けん気と資質がうまく噛みあい、絶妙の成果につながってきたのだと僕は見る。小さい頃から彼女の成長過程を見守ってきた母親パク・ミヒさんの観察眼の確かさも抜きにはできないかもしれない。
 専門的な知識のない一般的なファンでさえ、選手のたどっていく道筋の成否(あるいは良し悪し)は、漠然とながらイメージでつかむことができる。いい選手であればあるほど、そこのところははっきり見えていく。スポーツ選手のよき成長過程には、すてきなドラマを見るようにこちらを胸ときめかすようなストーリーを生んでいってくれるのである。
 キムヨナ選手とオーサーコーチは、それを僕らの前に具現化していってくれたコンビだった。腰痛を克服して以降の彼女の演技からはまさにそのすてきなストーリーが矢継ぎ早に生まれていった観さえあった。
 たとえ、コンビが解消されたとはいえ、それらは二人で積み上げた成果には違いない。
 オーサーコーチ、キムヨナ選手の指導をありがとう。別の場所でまたキムヨナ選手のような華ある選手を育ててやってください。
 キムヨナ選手にも、オーサーコーチでないとダメなのではないか?と言われないようぜひに新たな成長ぶりを僕らの前で見せ続けていってほしいと期待したい(来年の三月は彼女にとってひとつの試金石だ)。
 彼女の技量はすでにコーチ(無用とは言わないが)というよりアドバイザー的な人をそばにおき、ジャンプとか演技の細かなパーツなどの指導を受けながら、自身でプログラム全体を作り上げられるほどの領域に達しているのでは?と個人的には思っているのであるが・・・。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「キムヨナ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事