雨の記号(rain symbol)

29歳の若々しいアイドルRed Velvetアイリン










29歳の若々しいアイドルRed Velvetアイリン
29-year-old youthful idol Red Velvet Irene





 ”新型コロナウィルス”が猛威をふるいだして世界中に名を轟かせた都市、中国の武漢。あまりいい例にはないが、そこに続いて名を馳せた都市が韓国の大邱(テグ)だ。
 ドラマや映画に出てくる大邱は周辺の野山や田園込みで描かれたりすることも多い。数十年前、釜山から大邱、ソウルへと車で高速道路を走った記憶がある。牧歌的でコスモスの咲き乱れる大邱辺りの景観は今も目を通してくっきり脳内に刻み込まれている。
 あれからだいぶ歳月は流れた。大邱には都会的なビルが林立し、工場も出来た。仕事は増え人口も膨らんで(約250万人)、都市型社会の入れ物と規模を持つに至っているだろう。
 だが、ソウル、プサンに次ぐ大都市なのに、大邱からはこれまで街としてのエネルギーが伝わってくる機会が少なかった。日本でいう京都みたいな歴史、文化的施設を持った都市なのは昨今のテレビドラマ等を通じて知るに至っている。だが韓国の外(外国)で住む者にとって、ふだん得られる情報源は新聞や雑誌、ラジオやテレビのニュースなどだ。そこから情報が入ってこないと知る機会はうんと狭められてしまう。インターネットやチラシは求める人の行動があってこそ成立する。

 今回、”新型コロナウィルス”の騒動によって、自分は大邱に深く関心を持つ機会を得た。知的関心の乏しい一般人は趣味の外に対してはその程度の関心しか持てない。派手な花火でも打ちあげないと目を向けてくれない。

 たとえば食卓を飾る熱いスープや料理。それらを作り出すガスの炎を考えてみよう。鍋の底をあぶる炎がそこにただあるだけでは美味しいスープを作れない。種々の料理に対し炎の調節こそがその生命線なのはキッチンに立っている者なら誰でも知っている。
 しかし、料理を味わう立場に過ぎない者がそのノウハウやコツを理解するのはなかなか難しい。美味しさの見分けは優れているにしてもだ…。
 
 ドラマや映画ではソウル、釜山、仁川ばかりがやたら出てくるイメージがある。

★大邱(テグ)は秀麗な自然と歴史·文化·芸術が調和して,東洋の洗練美とほのかな伝統の香りを感じることができる都市で,正道を歩んできたヤンバンの精神が生きている伝統を持つ国土嶺南圏の中枢都市である.都心を貫通して流れる新川には天然記念物であるカワウソが住んでおり,都心の至る所には鬱蒼とした樹木と緑豊かな公園が造成され,クリーンで住みやすい「環境にやさしい緑の都市」として成長している.
 伝統的な繊維産業の中心地として韓国の繊維·機械·ファッション·デザインの都市に成長してきた大邱には大邱慶北科学技術院(DGIST)を中心に先端産業と教育·医療等の中枢管理機能を実行している.更に国家指定先端医療複合団地として医療R&Dおよび医療機関などグローバルレベルの医療インフラとネットワークが充実しており,世界的な医療観光都市として急成長している.

 大邱も出てこないわけではないが、ネオンキラキラの大都会のイメージ持つ都市はこの三つだと思い込まされていた。250万の数字があっても数字は数字、島倉千代子の歌ではないが、”東京だよ、おっ母さん”の具現的世界こそが大都会なのだ。東京駅も二重橋も実際に見せてあげないと心には決して住みつかない。

 音楽に沿うカル群舞(シンクロダンス)の魅力で世界の隅々にまで名を轟かせたK-POP。その魅力は音楽やダンスだけでなく、メンバーのビジュアルにまで及んでいる。
 さっきのスープの炎ではないが、完璧なダンスは完璧な歌声を要求し、そこが満たされれば完璧な顔に完璧なスタイルまでもが望まれるようになってきた感がある。
 こうして容姿面からも進化を遂げるK-POPは韓国的(アジアン)スタイルを強めつつある。欧米やアフリカのグループがこれをやってもどこかに違和感の漂ってしまう。K-POPデビューした欧米のグループもいたりしたが、多くのファン、とりわけ欧米でも反響を得られなかったようでいつしか消え去ってしまっている。アジアのグループがビートルズやクイーンになれなかったように、アジア以外から登場したグループがBTSやBLACKPINKのようにK-POPをこなすことは難しかろう、というのが自分の観察である。

 ガールズグループの話に戻る。
 長年、KーPOPはボーイズグループが世界をツアーして普及に努めてきた。世界中に種をまいたという意味では、SMエンターが果たした功績と影響は大きいだろう。
 特に少女時代が日本と韓国を結んで人気を出し、その波及力は凄まじかった。まずSUPER JUNIOR の人気に火をつけた。その勢いでSMエンターは一団をあげてパリやニューヨークのツアーに繰り出した。会場内は大きな歓声で溢れた。
 ツアーの興行的成果はどうだったかは知らない。だが、そう多くもなかったはずの地元ファンダムを元気づけたことは確かだ。
 これは後にBTSのアメリカ進出に大きく寄与したはずだからである。なぜか…? 初期のK-POPは若い女性に人気を集めたのは確かだが、その中心層は20代だった。20代後半のファンもけっこういて、子連れのファンもフラッシュモブに繰り出してK-POPを踊っている光景も見られたりした。つまり、次世代となるヨチヨチ歩きの子供の姿も欧米のフラッシュモブの映像に散見できるのである。
 
 SUPER JUNIOR やBEASTらによるワールドツアーは一定の成果を収めた。それらの成果を背景にテレビ局主催のK-POPイベントの世界の有力都市を巡って行われた。それらも会場を満員にして沸き返った。世界に打って出ようとするK-POPグループはこれで元気づいた。人気グループは欧米に出向けば3000人収容の会場を満員にしてファンを沸かせるようになった。

 後から思えばそれもサブストリートの活躍に過ぎなかった。K-POPが目標としたのは利幅の少ないその程度の活躍ではなかった。
 やがて登場するBTSやBLACKPINKの足固めをやっていたようなものだったのだ。
 BLACKPINKがアメリカ(カリフォルニア)のコーチェラ・フェスティバルで注目を浴びてから、当人たちはむろん、他のK-POPガールズにも世界の目が一気に注がれるようになった。熱心なファン以外は知らないだろうが、その流れを受けてTWICEもRed Velvetもアメリカツアーのキャリアを積んだ。ここでは触れないが、TWICEもRed Velvetも一定の成果は出した。それ以前にApinkもアメリカツアーをやり、後進の足場を残していたのは付け加えておこう。
 
 最後になるがRed Velvetのアイリン(テグ出身)は、地味な印象において大邱に劣らぬものがある。いや、劣らないのは過去形となった。大邱が文化都市の陽の目を得たように多くのファンの中でアイリンはそんな存在になりつつある。
 アイリンを見て「この子、テヨンに似てる」なんていうファンはもうどこにもいないはずだ。テヨンはテヨン、アイリンはアイリン、それぞれ別の顔を持って活躍を続けている。
 完璧なダンスは完璧な歌声を要求し、そこが満たされれば完璧な顔に完璧なスタイルまでもが望まれるようになってきた…と先ほど書いた。
 K-POPガールズはその期待に沿って歌とダンスの音楽を発信し続けている。
 ガールズグループの音楽ステージはやはりビジュアルを抜きにすると楽しみは半減する。歌だけなら音楽の鑑賞と歌詞の理解ですむ。だが、ダンスが入るとそうはいかない。ファンはダンスに美しさと魅惑を求めるからだ。しかもK-POPは歌にプラスされるシンクロのダンスにこそ真の魅力が込められているのだ。
 K-POPガールズの音楽ステージは基本4人(3人もある)から10数名で構成されている。
 Red Velvetはリーダーのアイリンはじめ、スルギ、ジョイ、ウェンディ、イェリ(後に加わった)の5人で構成されている。
 Red Velvetはビジュアル度の高いメンバーで固められている。当初はSMのガールズらしくビジュアルではなく、歌とダンスの音楽レベルでのアピールの強かったガールズだ。少女時代は売れてくるやメンバーのビジュアルも大きな話題となったものだが、f(x)とRed Velvetはビジュアル面でとやかく話題となるのは少なかったように思う。
 少女時代のように実力が抜けていれば問題はない。だが、駆け出しのうちからビジュアル面で話題とされるのをSMが嫌ったのだったかもしれない。
 そのせいかどうかは知らないが、Red Velvetは人気の出てくるのが遅れた。アイリンもこれほどの容姿を持ちながら美貌の声は強く聞こえてこなかった。一部のファンには美しさが注目されていたらしい。だが、少女時代を知るだけの軽度のファンたちにはテヨンに似てる子くらいの認識でしかなかったようだ。
 後発のガールズグループTWICEが適度のミーハー性を持って人気を上げだしてから、Red Velvetもこっちサイドのスタンスに切り替えて活動を始めたと見られる。少女時代はジェシカの脱退以降、活動の終息に向かいだしたし、f(x)も半壊状態で、Red Velvetは音楽性に幅を持てるようになったのが大きかっただろう。
 TWICE人気が上昇を始めるとそれに引っ張られ恰好でRed Velvetの人気も上がってきだした。音楽性とビジュアルでTWICEに負けないガールズがいる、とばかり日本での人気も高まりだしたのだろう。で、彼女たちのステージに目を向けてみると、ダンスの洗練度はやたら高い上に歌も上手、ビジュアルも揃ってる…、「リーダーとか言われてるあの子誰?」となってアイリンは普通のK-POPファンに浸透を始めたのだろう。その子たちが、「アイリンって子、テヨンに似てるね」と言い出したかどうかはしらないが…。
 彼女はメンバーの衣服などのアイロンかけをしたり、料理を作って振舞ったりしたり、夜中に電気を消して誰かを驚かしたりしたのだとか…これらはエピソードとしてグループの苦労時代を忍ばせるものがある。
 K-POPの掲げる目標からして、美人は求められてどんどん登場している。K-POPガールズは星のように輩出を続けている。
 当然ながらその中に美女は多い。ここに至って10本の指には必ず入ってくるビジュアルを持つに至ったアイリン。29歳とは思えぬ”若々しさ”と”きれいさ”と”かわいさ”で絶妙である。下積みの香りをほんのり漂わせてるところで彼女の魅力は深まりまで出てきた。
 大邱時代は彼女を学校にまで見に行く男子が多かったのだとか(これで男子が嫌いになった?…彼女のエピソードじゃなかったかな?…
 ほんとに29歳なのか? これほどの若さとアイドル度を保てる娘も珍しい…。



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