雨の記号(rain symbol)

ブランク感じさせなかった滑り(キムヨナ)



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キムヨナ、SPで今季世界最高得点(72・27)

 【ドルトムント(ドイツ)共同】フィギュアスケートのNRW杯は8日、ドイツのドルトムントで女子ショートプログラム(SP)を行い、約1年8カ月ぶりに実戦復帰した2010年バンクーバー冬季五輪金メダリストのキム・ヨナ(韓国)がほぼノーミスの演技を見せ、11月のNHK杯で浅田真央が出した今季世界最高の67・95点を上回る72・27点をマークし首位に立った。クセニア・マカロワ(ロシア)が59・55点で2位。
(フィギュアスケートニュースより)

 やっぱりというか、結局というか、キムヨナの演技はすばらしかった。一年数ヶ月のブランクなど嘘のようである。
 それどころかラストの決めポーズなど見ていると、余力さえまだ残していると感じられた。
 ムダのないスマートな演技にここぞのステップの切れ、プログラム全体を通して描かれる構図、表現力は他の選手の追随を許さない。始まって5秒も経つと彼女の表現世界だけに見入って(魅せられて)いってしまうのは、それだけ彼女のプログラム(テーマ)への理解が深いからだろう。音楽のリズムに乗るというより、体内リズムでそれを消化していく技量は十代の若手選手には、まだまだ手の届かないレベルにあると言えよう。  

 バンクーバー以後の若手がまったく振るわないが、これはキムヨナはじめ、ベテラン勢の表現技術が一層の深まりを見せているからだ。
 フィギュアスケートはジャンプさえ飛べればいい単調な線で描かれるスポーツでなくなってきたということであろう。

 あらためて見渡せば、フィギュアスケート(女子)はキムヨナ、浅田真央の二強を軸にソチまで展開していくことになりそうである。
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