見出し画像

雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「朱蒙」第7話

English Version
한국어
 宮を出た朱蒙は途方に暮れる。
 思い余ってムソンを牢獄に訪ねるが、ムソンは会ってくれない。引き返して市中に出た朱蒙は、イカサマ芝居の三人組に装身具を掠め取られてしまう。ぼっとしていてそのことにも気付かないありさまだ(この三人組はのち高句麗建国の要職を担うことになる、オイ、マリ、ヒョッポである)。
 三人組は朱蒙から掠め取った品を町を仕切るマルチ商人トチのところに持ち込む。
その品は王族の装身具とわかったが、足元を見られて値切られてしまう。それでも売る。そこにはプヨンの姿があった。

 装身具を盗られたことも知らない朱蒙は食事をしながら陛下の言葉を思い返していた。
 そして、食事代を払おうとした時にやっと物取りに遭ったことを知った。
 支払いが出来ずに困っているところに現れたのは召西奴だった。お礼を言って、朱蒙は商団に入れてもらおうとするのだが・・・。
(第6話より)

 ラチされた召西奴を救うため、トチとの交渉に臨んだサヨンだったが、トチは首長のヨンタバルを呼んでこいといって取り合わない。トチの強気の姿勢を読み取ったサヨンは二つ返事で引き揚げた。
 トチの強気の姿勢をヨンタバルに伝えた。
(第8話冒頭より)


 こんな書き出しをやらねばならぬとは思いもしなかった。
 ニ三度、最初から最後まで見ているドラマだから、見なくても書けると思っていたが、案外、これが難しい。漠然とした流れは覚えているが、細かいところでは話が前後してしまいそうである。
 GYAOの配信をたよりにこれを書き続けているのだが、昨日、第7話をうっかり見逃してしまった。
 一日1話ずつストーリーを追いかけてきたが、休日を別のことにあてたツケが回ってきてしまった。少し追いついておけばよかったものの、今日、仕事から帰ってGYAOを覗いたら、第7話がなくなってしまっているではないか。
「げっ!」
 思わず叫んでしまった。
 
 今回はどんな話になるかというと、商団で働かせてくれ、と申し入れたものの召西奴にすげなく断わられた朱蒙は、行き場もなく市内をうろついていたが、人気のない場所で帯素とヨンポらの放った刺客たちの襲撃を受けてしまう。
 帯素の片腕として活躍していくことになるナロが顔をかくして連中を率いていた。孤立無援の戦いで朱蒙は腹部に損傷する。すんでのところで助けが入り、追っ手からは逃れたが、傷は深く、倒れて気を失ってしまう。そこに通りかかったのは、朱蒙から財布を抜き取ったマリたち三人組だった。こいつを助けたら自分らの稼業がばれる、いっそのこと殺してしまおう、とマリは懐から短剣を抜き出すが、マリとヒョッポがあわてて制した。それほどの極悪人になりたくないというわけだった。
 三人は朱蒙をプヨンのところへ連れていって手当てさせる。プヨンは連れてこられたケガ人が朱蒙だと知って驚くが、黙って治療にあたる。プヨンの必死の介護もあって朱蒙は息を吹き返した。
 プヨンのもとで傷も回復してきた朱蒙だったが、宮を追い出され、誰かを頼って行くところもない。ここの主であるトチに、自分を雇ってくれるよう口添えしてくれないか、と朱蒙はプヨンに頼み込む。ヨンポらと手をにぎり、大掛かりな密売に精を出し始めたトチは朱蒙をすぐ雇い入れる。

 ヨンタバル商団も夫余の情勢を見極める過程で、市内を支配するマルチ商人トチの動きに注目していた。彼が密売に手を染め、あくどい儲けかたをしていると知った召西奴らは、密売の現場を押さえて叩き、あわよくばトチの命まで奪い、夫余での商いの主導権を握ろうと画策していた。
 
 トチに雇われた朱蒙はさっそく密売取引の仕事に駆り出された。
 召西奴らは一隊を率いて襲撃の態勢でトチたちがそこに現れるのを待ち構えていた。頃合をはかって火矢を放ち、トチたちに襲いかかった。不意打ちを受けたトチたちは防戦一方に追いやられる。必死で防戦に努めたトチもついに追いつめられる。ウテに一太刀浴びせられようとした時、それを助けたのは朱蒙だった。朱蒙がウテに向けて剣を投げたからだった。その一瞬でトチは態勢を立て直し、朱蒙らに助けられて難を逃れた。
 
 取引現場で襲撃され、命まで奪われかけたトチは怒り心頭だった。さっそくハンダンを呼び、自分らを襲ってきた連中が何者なのかを調べさせた。
 ヨンタバル商団の手の者たちの仕業と知ったトチは、オイ、マリ、ヒョッポを報奨金でつり、商団の屋敷から召西奴をさらってくるよう依頼する。三人は迷ったが、こんなことやるのはこれが最後と承諾して実行に及ぶ。
 召西奴の部屋に忍び込んだヒョッポは、召西奴得意のムチをものともせず、拉致するのに成功する。
 愛娘召西奴をさらわれたと知ってヨンタバルは激怒する。
「仕掛けておいて、備えを怠っていたとは何事か。まったく情けない」
 ヨンタバルはすぐサヨンを使者に立て、トチとの交渉に赴かせた。


さて、ここからは余分です。8話にかぶって、ゴチャゴチャしていますが、適当に読み流してください。
 
 トチとサヨンの交渉の様子から、トチのもとにラチされてきたのが召西奴だと知って、朱蒙は召西奴を助けようとして動き出す。見張りについていたオイ・マリ・ヒョッポらが離れた隙をついて召西奴を監禁場所から助け出そうとする。取引場所で見かけた朱蒙に失望していた召西奴は、何が狙い? と警戒心を見せるが、ここを出るのが先だ、と朱蒙は説得する。
「私を助ける時、あなたは私が何者なのかとは考えなかったでしょう? 助けたいから助けたのでしょう? 私もそれと同じです。確かにこれが今の私の現実です。しかし、そのことを考えるのはここを出てからにしてください。さあ、早く」
 二人はいそいで監禁場所から出て逃げ出すが、食事をすませて戻ってきたオイやマリたちに見つかってしまう。
 召西奴は何とか逃がしてやるが、手負いの朱蒙は三人に太刀打ちできない。たちまち取り押さえられ、袋叩きにされてしまう。
「こいつのおかげで俺たちは殺されてしまうかもしれない。いまいましいやつめ。だから、あの時殺しておけばよかったんだ」
 マリの言葉を受け、ヒョッポは朱蒙を殴り殺そうとする。
 止めに入ってきたのは騒ぎを聞きつけて駆けつけたプヨンだった。必死で朱蒙をかばうプヨンを見て、どうしてだ、どうしてそんな奴をかばい立てする、とマリたちはいぶかる。
 プヨンは仕方なく朱蒙の素性を明かした。
「この方は王子様なのです」

 朱蒙が夫余の王子と知ってマリは二人に相談する。
「宮から追い出されていると言っても王子は王子だ。いつかは宮にも戻れるだろう。今のままの生き方を続けても先は知れてる。どうだ、ならばいっそのことあの王子についていこうではないか。ひょっとしたら出世のきっかけを見出せるかもしれない」
 マリはプヨンとの経緯もあるからいやがったが、ヒョッポが賛成したのでマリの意向にしたがうことにした。
 (この時のマリは朱蒙という人物より、王子に出会った幸運を喜び、彼の地位を利用することの方を優先しているようである。朱蒙を二度にわたって殺そうともした。知的な部分の勝った人間らしく、冷血なところもけっこうあるように見える)
 マリたちは朱蒙をトチから逃がすため、獄舎長をやっているムソンのところに連れていく。
「ここを仕切っている人間って、ひょっとしてムソンのことか?」
「ええ。兄貴も彼を知っておいででしたか」
 
 マリたちから話を聞き終わったムソンはやむなく朱蒙を牢獄内で匿うことにする。こうでもしないと朱蒙はトチの配下に見つかり捕まってしまうと考えたからだった・・・。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「韓国ドラマ「朱蒙」」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事