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雨の記号(rain symbol)

「サムスンAnycallハウゼン2010オール・ザット・スケート・サマー」

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「三日間で四つの公演をこなすのはかなりの強行軍だったし、仲間や自身の疲れや体力を心配するところもあったけど、ベストをつくし、やれることはすべてやりきって終えることができてほっとしている。来年、東京で行われる世界選手権については、カナダに戻ってから準備に取りかかるつもりでいる。デビッド・ウイルソンコーチらと相談しながら、いい結果が出せるように努力したい。・・・」
アイスショーの「サムスンAnycallハウゼン2010オール・ザット・スケート・サマー」は25日に終わったが、参加したスケーターたちは、強行日程を無事にやり終えた充足感と安堵で包まれている。
 キムヨナ選手とてその気持ちは同じである。強行日程だった分、やりがいも大きかったと彼女は感じている。実際、初公演の日には演技に多少の不安定さが見られた。しかし、徐々にそれらは影を潜めていった。パーフェクトな演技にこだわる持ち前の探究心が実を結んでいったのだ。
 それには理由もあった。彼女の憧れであり、目標の人でもあるミシェル・クワン<(30)米国>とデュエットでエキシビションを行うという大きな楽しみがあったからだ。
「クァンさんとは昨年、少しだけ一緒に滑ったことはあるが、一つのプログラムを二人だけで演技したのは初めてです。感激でした」
 キムヨナ選手にとって、ファンの熱い声援もその原動力になった。会場は毎回一万席が売り切れるほどの声援と熱気に包まれていた。
「強行日程を無事やりとげられたのも、ファンのあたたかい声援があったからだと感謝している」
 だからキムヨナ選手の演技も意欲も日に日に充実度を増していった。最後の日は午後2時と午後6時の2回公演とあって疲れは隠せなかったが、それを乗り越えようとする気力の演技が見られた。
 来年の世界選手権にむかおうとする彼女が、ファンの声援や演技を通じて復活の手ごたえや感触をつかんだろうことが想像できる。
 公式試合の推移を見ながら、彼女の登場を心待ちにしよう。
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