そうした上で、飼料リサイクルを自給率向上につなげて考えるのは本末転倒で、大量廃棄されている食品を減らすことが先決だし、より有効なのは「飼料米」を活用することであると書く。その辺は正論だと思うのだけれども、飼料リサイクルの安全性の問題点を弁当に使われている食品添加物や遺伝子組み換えのリスクの高さに結びつけるのは、どうかな、と思う。

飼料リサイクルの問題点で大きいのは「BSEの反省として、むやみなリサイクルはリスクをともなう、ということもあります。廃棄されていた食肉の余りを肉骨粉に加工して飼料にするというのはリサイクルとしては立派なものでした。しかしこれがBSE蔓延の原因となったのです。リサイクルはすればよいというものではありません」(森羅情報サービス)ってこと。添加物や遺伝子組み換えのリスクを過剰に言い立てる物言いには、正直違和感を覚えるね。
「エコフィールド(食品残さ飼料)を長期間食べた豚が病気にならないかどうかを実験して結果を公開し、まずは消費者の判断を仰ぐべき」という主張には納得できるんだけど。
体重71.75kg 体脂肪率15.8%