とは言っても、遺伝子組み換え食品の問題に強い興味を持ってる人じゃないと知らない凄くマイナーな世界の話題。改めてこの問題を要約すると・・・
ロシアのイリーナ・エルマコヴァ博士というオバサンが、実験動物のラットに通常の飼料、通常の大豆、GM(遺伝子組み換え)大豆を与えて、生まれてきた子どものラットの死亡率を比較したら、GM大豆を与えたグループがずば抜けて高かったという“衝撃的な”結果が出て、反対運動をしているグループが博士を日本に呼んで全国縦断の講演会を行い、こういう結果が出たんだから、国は追試(正しいかどうか確認のための実験)を行えと要求してる(〒_〒)・・・とまぁそんなところな訳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b0/cc65a213f0a96d2af4acd33bb300bb15.jpg)
問題はその実験の詳細が不明で、実験方法に問題が多数指摘されているズサンな実験だということで、国に追試を働きかる前にもっときちんとした実験をやって出直して来る方が筋ってもの。この事件で日本の反遺伝子組み換えの運動が恣意的でいい加減なものだってコトが露呈しちゃって、ずいぶんがっかりしたもの。
で、写真は「食の未来」という反遺伝子組み換え運動の映画のDVDとサブテキスト。映画はまだ見始めたところなんで、どうこう言えないんだけど、反対の立場でも地道に有機農業に取り組もうと言う姿勢を悪いとは全然思わないんだよね。場合によっては積極的に応援したいとも思ってるわけ。
ただ、上記の実験みたいに安易に危険だ何だと煽ることが許せないと思ってるんだよ。やろうと思えばいくらでも恣意的な結果を動物実験で出すことが出来るんだから。