日日不穏日記gooブログ版

暴走と迷走

 ブログ「幻影随想」さんでのエントリーで反GMの立場からの投稿が2本ほどあって、それが実に反対の“論理”というか“心情”が良く出てて、実に香ばしい。そこでコメントも少々(((゜д゜;)))。
 一番違和感を持ったのが「デタラメな実験を根拠に自己の主張を正当化する<目的のために手段を選ばない>ことが批判されているのに、今回の実験の問題点に言及せずに“遺伝子組み換えの是非”という一般論に話をすり替えている」こと。一言で言えば「人の話を聞いて」。
 2人が書き込んでるのは

「批判者は推進側の回し者のようだ」
「推進側は儲けたいから必死になって批判してる」
「妨害にあっても真摯に研究したり、学習会をする人を応援したい」
「遺伝子組み換えは自然の摂理に反する」
「リスク評価で、即、人間が食べても安全、生態系にも影響ないと、結論付けられるか?」
「結論ありきで反対派を批判してるのはあなたたちだ」



 ・・・書いてて頭痛くなってきた。それでも感情的な部分は書かなかったんですけどね。
 まずレッテル張りは問題外。天笠さんだって、反対派の学習会や本の出版で儲けてるわけでしょう?いや、別に悪くないですよ。それは商行為なんだから。企業が利潤を追求するのは当然のこと。推進側に都合の悪い研究するから妨害に遭うんじゃなくて、デタラメな研究だから止めろ、って言われてるんじゃないの?
 絶対安全な食品なんてありえません。「食品に「安全性試験」の義務はない。医薬品や残留農薬や食品添加物同様のレベルで「安全性が確認されている食品」などというものはこの世に存在しない。だから食品添加物や残留農薬より食材そのものの方が一般的に安全性は低い」(食品安全情報blog)という常識を共有しなけりゃ議論なんて無理かなぁ。
 結論ありき云々は問題外。イリーナ博士の実験そのものが恣意的なんだから。とにかく、自分たちの殻に閉じこもらないで相手側の文章をきちんと読んでもらわないと話にならない。もう何言っても無駄って感じかな。
 さて、先の講演会の主催者も内心ヤバイって思ってるんじゃないか・・・って書いたんですが、甘かったですね。
 「遺伝子組み換え食品の次世代への影響を評価する実験を求める」という要請書を3日に厚生労働省に3団体連名で出してました。天笠さん、正気ですか?だとしたら、「やるわけない」ことを見越してアリバイ的に出して、内部に宣伝するんですかね。だとしたら完全に確信犯・・・ですね。

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コメント一覧

haikyotansaku
 送ったつもりだったんですが、再度送信します。すみません。
tokumeisan
メール来てませんけど
haikyotansaku
 9月11日には長野の消費生活展があります。各地の同様のイベントでどんな展示がされるか愉しみに見に行きたいと思います。
ヌーボー
関西でも、実は波風立っておりません。
それほど気にしなくても良いのではないでしょうか?
haikyotansaku
 そうですね。全く身勝手な限りです。おそらく、天笠氏もいろんな媒体で、今回の講演会について書きまくるのでしょう。何を書くのか見ものですが。それに反GMの活動をしている安田節子さんが、今回の問題について自分のサイトで言及していないのが不思議です。もともと日消連出身で同じ系統なんですけどね。
ヌーボー
>>天笠さんだって、反対派の学習会や本の出版で儲けてるわけでしょう?
それをイリーナさんに研究費用として寄付すれば良いのにね。それほど必要であればね。何で国の姿勢に拒絶反応を示すのに、国に影響を評価させようとするのか?自分たちで未熟ながら調査、検査してるのであれば、イリーナさんにやって頂きたいものです。
haikyotansaku
 黒影様。いつもお邪魔しています。一応生協職員の端くれなので、反GM運動には多少評価が甘かった点はあるんです。天笠さんとも面識ありますし。ただ、ここまで内向きの論理を固めて、先鋭化してしまうとどうしようもないなって気がします。
 不用意にリスクを煽らないで地道に科学の土俵で行政や企業とやり合って欲しかったんですが・・・。マンパワーは凄いもの持ってるのに、使い方を間違っていて残念でなりません。
 びらさんへ。「イリーナ実験の検証を求める」という意見書には、他で行われている次世代実験への言及がまったくありません。自分たちに都合のいい実験結果が出るまでラットを殺し続けろと言うのでしょうか。当然、受け入れられないことを承知で要求してるんでしょう。ひどいもんです。
 「つくばの新住民がつくばで法に則って行われている実験をストップさせようとする欺瞞」については、よく事情が分かりません。どういうことでしょうか?
ぴら
既出でしたらすみません

食の安全・監視市民委員会の意見書です。
>それに対して、モンサント社などバイテク企業側の
反撃も大きく、バイテク情報普及会が、マスコミなど
を集めて講演会をもつなど、イリーナさんが行くとこ
ろを先回りして、批判を行いました。そして実験の方
法などで、博士が押さえ損なった細かい点を衝いて、
「いい加減な実験」というレッテルを貼りつづけまし
た。
http://www1.jca.apc.org/foodsafety/2006/8
-3.htm

こちらでは、貴重な実験が圧力にもみ消されようとし
ている、悲劇のヒロイン扱いですね。

>イリーナさんも、同じ実験を他の人が行うことを求
めています。

でも、実験データが示されないのは大いなる矛盾で
す。

矛盾と言えば、私はイリーナ博士のつくば講演に足を
運んでみたのですが、そこで感じたのは
つくばの新住民がつくばで法に則って行われている実
験をストップさせようとする欺瞞です。
つくば市は技術・研究立国 日本における。研究施設
のために造られた都市です。
昔からの住民が「そんな訳のわからんものを作るな」
と批判するのは、理解できるのですが、新住民は研究
学園都市の恩恵を最も受けている訳です。
(生計、ゆとりある住環境、広い道路、鉄道、商業施
設)
成田のようにそれができたことで騒音被害に遭うこと
も無い。
フリーライダーそのもののような気がするのですが。
黒影
http://blackshadow.seesaa.net
どうやら彼らは「人の話を聞く」つもりなどさらさら無いようです。
お二方ともコメントしたっきり一度も姿を見せません。
せっかくおもてなしの準備が出来ていたのですが(笑)
haikyotansaku
 ご丁寧にありがとうございます。メール送らせて頂きました。一連の流れを見ているとかつてのガセメール事件を思い出します。強気に出たものの、裏づけはなく、どんどん深みに嵌まっていく・・・。違いはメディアが報道しないことと、関係者の責任が問われないってところですか。余計にたちが悪いと言う気もしますが。
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