日日不穏日記gooブログ版

国産化への試行錯誤

 営業から戻ってくると、予定していた新商品の試食会はもう終了。今回の試食商品は、以前にも紹介した<国産○○を使ったシリーズ>という主要原料を国産とした冷凍食品の商品化した8品目の中から、「国産豚鶏牛肉を使った鉄板焼ハンバーグ」「国産野菜を使った中華丼の具(しょうゆ味)」の2品目。
 試食は終わってしまったので、商品学習担当のUリーダーに泣きついて、残った1袋づつを無理言ってお持ち帰りwink
 市販でも数少ない国産原料使用の冷凍商品の商品化は餃子事件以降の「製造国」「原料原産国」掲載希望や国産原料での商品配置が多数寄せられたことを受けてのものなんだけど、いくら「(国産が)安全であれば価格は高くても仕方がない」という意見が多くても、現実に高い商品が支持される(売れる)かどうかは未知数



 といって、製造元に無理難題を言って価格を引き下げようとすれば、それは偽装の温床になるわけだし、商品化においては、試行錯誤の連続。
 企画を小さくする。原材料を差し替えるとか、細かい工夫がされてるわけなんだけど、例えば、中華丼の具で言うと・・・・

「国産野菜を使った中華丼の具(しょうゆ味)」160g×2 398円
主要な原材料:キャベツ(国産)、にんじん(国産)、小松菜(国産)、たまねぎ(国産)、にら(国産)、ねぎ(国産)、にんにく(国産)、しょうが(国産)、豚肉(国産)


「COOP中華丼の具」210g×2 348円←従来品
主要な原材料:白菜(国産)、キャベツ(国産、中国)、えび(ベトナム)、イカ(中国)、にんじん(豪州)、たけのこ(中国)


 価格の高いイカやエビを野菜に差し替えて、規格量を少なくしてもなお、国産品の方が高くなる・・・それでも良く価格を抑えたってことになるのかな。
 “豚肉・野菜・魚介類まで全て国産原料”というプレミアムな商品も探せばあるけど、200g×2で565円!とかなりのお値打ち品。生協の目指すのは、そういうニッチな商品ではないから(たぶん、企画しても売れない)、苦労しての商品化した方向は正しいのではないかなって思う。
 ああ、試食しての味?おいしかったよ、うん。たぶん、従来の中華丼の具として併用して買うんじゃないかな。

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