日日不穏日記gooブログ版

世代交代したGMOの夢と希望

 今月号のウチの生協機関誌「ソシア」で菜種油を使用した一部のコープ商品が遺伝子組み換え「不分別」原料になる旨のお知らせが掲載されている。言うまでもなくオーストラリアの旱魃やバイオ燃料の絡みだってことは先月の日記でも書いた通り。仮に切り替えをしなければ商品への価格転嫁が避けられないわけだし、生協として「法規制を受けて国内で流通しているものは安全性に問題はない」と考えているわけで、“遺伝子組み換え食品を排除する”という姿勢じゃないわけだから、情報提供した上での切り替え自体は問題はないわけだけれども・・・。



 NON-GM菜種の供給源であったオーストラリアでさえ、「GMOなたねは雑草や害虫に強く農薬散布量が減る、水消費が少ない、干ばつや塩害にも強いといった効能を信じ期待する農業者や卸・輸出業者による政治的圧力が、NON-GMOを望む大多数の消費者の声を凌ぐほどに強まっているようです」(リンク)と反GM陣営ですら言わざるを得ない状況らしいのだ。

 生産側の論理だけがある面先行した遺伝子組み換え作物から、消費者メリットを追求した世代交代した遺伝子組み換え作物が着々と開発されている今、「栽培に手間が要らず、おいしく、栄養価が高く、しかも安い次世代GMO作物が市場を席巻したとき、今のまま行くと米以外の穀物と野菜では日本の農業は海外に太刀打ちできなくなります」という警告を真摯に受け止めなくてはいけない時にきているのかもしれない・・・

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コメント一覧

haikyotansaku
もう、あの騒動から1年が経つんですね。それにしてもまた新しいネタを探してくる商魂には感心するというか呆れます・・・
黒影
http://blackshadow.seesaa.net
こんばんは、お久しぶりです。
生活クラブは相変わらずみたいですね。

最近グリーンピースがまたマッチポンプを繰り返そうとしているので、新しい記事をTBさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
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