かつて、長野県には“脱ダム宣言”なるものがあった。その象徴だったのが浅川ダム。長野市街地から、わずか1kmの場所に建設が進んでる高さ53mの「治水専用ダム」。田中県政が退場し、次の村井県政で、“穴あきダム”建設を決めて、3月に本体工事を着工。3人が立候補した先日の知事選挙で再び争点化。
推進・反対を明言しなかった阿部守一氏が当選。で、先月、建設続行を表明。
長い間もめてるダム問題って、大抵、当初の大義名分がどんどん変わってきて、賛成派が多数の議会と少数派の野党や市民団体がにらみ合うって構図なんだよね。
今までの経緯をひっくり返した田中県政時代に中止が決まって、今、本格的に建設が進んでる浅川ダムに何で見に行く気になったの?って言われても・・・上手くは言えない。このままなし崩し的にダム建設・完成するのを黙って見逃すのが出来なかったってとこかな。
現地視察があるってこと自体、偶然、反対派のビラを見たのがはじめて知ったんだもん。
問合せ先に電話を入れたら、時間までに集合場所に行けば、バスに乗せてくれる、つー話だったんでね。朝ごはんもそこそこに北部保健センターへ。
参加人数なんて20人もいないと思ったら、全県から、バスで参加者が集まるんだって。3グループに分かれて、浅川と千曲川の合流地点(一番上の写真)、眼鏡橋付近(↑の写真)、それとダム工事現場(↓の写真)を説明を受けながら、急ぎ足で巡回。
つまり、2つの川の合流地点には水門があって、浅川から流れてきた水を千曲川に流すってわけね。で、眼鏡橋付近は、もともと新幹線の高架橋下部分に浅川が流れていて、その下を国鉄が通ってたわけ。いわゆる天井川ね。
それじゃ危ないってんで、最高11mも浅川の水位を下げて、今はJRの下を川が流れてる。
つまり、浅川が危険だったのは、川の水位が高くて、洪水になれば標高の低い住宅地が、水浸しになるっていう時代の産物で、今は河川改修は格段に改善されてて、心配はないんだ・・・っていう説明のために、ダムの下流にある住宅地近辺を視察したってわけ。
で、いよいよ、工事中の浅川ダムへ。
市街地に近いとか言いながら、僕は浅川ダムの場所、知らなかったのね。麓の住宅地から、ループ橋を上って、ダムの建設現場まではあっという間。
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驚いたねぇ、ここまで工事が進んでるとは。ダム本体の工事は、来年の4月から。だから、そうなったら、ダムを止めても意味がない。建設費はこれから、180億円かかるそうだけど、動画にもあるように、周辺は地滑り地帯なんで、崩れる前に山一つ削ろうって工事を今やってるところ。
建設会社の人曰く、これだけ市街地に近い場所でダム工事をやるのは初めてだそう。県議や市議が同行してるせいか。応対も恐ろしく丁寧。ま、喜んでもいられないんだけど。
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